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実践!EOS KissMでYoutube動画撮影!!その方法とは?

僕のメインカメラはキャノンのKissM。
2年ほど前に出会ってから、その大きさ、手触り感などすべてが気に入り愛用して使っています。

でも、これも動画をメインとして使う場合、いろんなメリットだと思うこともあるし、デメリットも感じることも多いです。

今日は、そのへんに焦点をあてて、KissMを動画機として使った場合の良し悪しや工夫しているポイントについて解説してみたいと思います。

 

 

KissMの良い点

 

1,タッチ操作でほぼすべての設定ができる

 

これが出来るのは、おそらくキャノンだけでしょう。液晶からすべてをタッチ操作で変更ができます。F値を変更したり、タイマーを設定したり、即座に変更可能なのがものすごく便利です。

2,バリアングル液晶

 

ガジェットをいろんな角度で動画撮影するなら、これがないと使えません。これが搭載されているKissMはさすがだと思います。

3,AF性能はなかなか良い

 

ソニー機ばかりが宣伝されていますが、キャノン機もAF性能は進化しています。瞳AFなどの技術は入っていませんが、ガジェット紹介動画を撮影するくらいなら、ストレスなく撮影できるレベルです。決して見劣りしません。

 

KissMイマイチな点

 

1,外部マイクの扱い

 

まず、マイク端子の位置が液晶と被ってしまい、せっかくのバリアングル液晶を動かしにくくなります。

設計の段階で、ホントに試されたのでしょうか。

また、外部マイクが正常につながっているかどうかが確認がしづらいです。接触が悪いとよく内蔵マイクで録音されてしまったりというのが結構起こり得ます。音声レベルも撮影画像を見ながら確認できません。

外部マイクがちゃんと接続しているかどうかは、赤丸のウンドカット機能がオフ(グレーアウト)になっていることで確認できます。残念なのがこのビューでしか確認できないこと

 

YOUTUBE動画はある意味、音声って非常に大事なので、ここは重要なチェック項目。ちょっと残念です。

 

2,Wi-FiやBluetoothは実践では使えない。

 

KissMのWi-Fi機能やBluetooth機能は非常に性能も高く便利な機能だと思っていたのです。が、

でも、実際どうかというと、バッテリーの減りが激しくって到底使えません。また、電源をオフにしてしまうと接続をイチイチやり直さないと行けなかったりがあって、とても実践では使えないレベルでした。性能は良いのですがね。
また、
Bluetoothは動画音声にノイズが入ったりということもあって、これも実践には使っていません。

せっかくの機能なのに残念です。KissM2では改善されたのでしょうか。また、オプションで有線のレシーズスイッチが使えないことも痛い点です。

 

3,F2~F2.8クラスのレンズが少ない

 

室内撮影が多いので、明るいレンズは必須なのですが、これが少なくて困ります。
特にF2.8通しのズームレンズがほしいのですが、将来的にもだしてくれなさそうで…。
非常に残念です。

 

実践!KissMで動画撮影

 

では、実際どう工夫してつかっているか。その工夫の数々をご紹介してみます

1,電源カプラーをつかって電源対策

 

1本の動画を撮影するのに、30分前後は撮影しますから、そうなるとどうしてもバッテリーが途中で切れてしまうことがあります。そうなるとテンションガタ落ちで…。
なので、そうならないためにも電源カプラーという道具を使って、カメラに直接電源供給しています。

使っているのはこちら

左はUSB延長ケーブル。右がカプラー

 

値段はそんなに高くはありません。

これを使うことでバッテリーを気にせず長時間撮影ができるようになります。しかも、モバイルバッテリーでも動作してくれるので、外出先でも使えるというスグレモノ。

また、カプラー付属のケーブルは長さは1mくらいしかないので、延長ケーブルは必須です。

 

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2,部屋取りではシグマのF1.4レンズ一択

 

最近は、もうシグマのF1.4 16mmのレンズばかり使ってます。
キャノン純正のEF-M11−22mmレンズも持っているのですが、F値が4始まりのズームレンズなので、部屋取りには暗すぎて使いにくい。もちろん外では問題ないのですが。

大きく重いのが難点ですが性能は良い

 

F1.4だと圧倒的に綺麗な画質です。画角も広いので自撮りなども便利に使えますし、まだお持ちでなければ、購入をぜひオススメします。

 

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3,三脚+俯瞰撮影器具を合体

 

部屋取りとなると、もう三脚は必須で。
それはシグマの明るいレンズを使っても同じで、それに撮影を補助してくれるスタッフもいませんから、カメラは固定して撮影するのが一番です。

工夫しているのは、俯瞰撮影も撮影できるように、普通の三脚に、俯瞰撮影用のブームという器具を載せてい使っていること。

こんな風な撮影が簡単にできます

 

商品紹介動画が多いので、頻繁に俯瞰して撮影することが多くなります。
常時乗せっぱなしにしているので、いつでも、どんな角度でも撮影ができるので、非常に重宝しています。
機材もそんなに高くはないので、オススメの器具です。

 

4,照明を揃える

 

部屋取りメインの場合、どうしても照明が必要です。

太陽光が一番いいのですが、撮影はしたい時にするのが一番で、おひさまが登るのを待っていたら、とても撮影はできません。
深夜でも早朝でもいつでも撮影できるように準備しておくのがベストです。
そのためにも照明は必須で、揃えたのは、2万円以内で収まる照明器具。

メインはこちら

結構明るいです。色温度や明るさの調整もできるし、大きさも手頃。またLED電球なので高熱になったりしません。ACアダプターがついているのもナイスな点。

ただし、明るさ調整など、いきなり明るくなったり暗くなったりで微調整は難しいことが多いです。格安品なので仕方ないか。

 

あと、リモコンが付属しないので、いちいち器具裏のスイッチを押さなければオンオフができません。これが微妙にストレスで、リモコンはあったほうが便利です。今から買われるならリモコン付きのものをオススメします。

また、裸だと被写体に万遍なく光が当たらないので、これを取り付けています。


ソフトボックスディフューザーというもので、光が柔らかく、しかも万遍なく放出してくれます。

また、照明用三脚も必要で、こちらを購入しました。

それと、補助光として、つかっているのがこちら。

小型のLED照明です。

小さいからと言って馬鹿にできません。USBで気軽に充電できて、明るさもなかなかのもの。物取りをするばあい、光が当たらない微細な部分がでてくるので、そこにこのライトを当てて調整してやります。
メインの照明としては不足ですが、補助光としては非常に活躍してくれます。

 

5,マニュアル露出動画撮影モード

 

当初は、どのモードで動画撮影しても同じだと思っていました。

しかし、使っていくうち動画モードで撮影した方が広い画角で撮影できることが分かりましたし、シャッタースピードやF値を個別で設定できることも分かりました。

「動画マニュアル露出設定」
こちらのほうがより綺麗な動画が取れます。

設定方法は以下
①モードを動画撮影モードに切り替えます。

②その状態で、メニュー>カメラ設定タブ1

撮影モードを押して、動画マニュアル露出に切り替えます。デフォルトでは動画自動露出になっていて、個別にF値などは設定できません。

シャッタースピードとF値がそれぞれ設定可能になりました

 

 

6,音声はWirelessGoを使う

 

当初はピンマイクを外部マイク端子に直接接続して使っていました。

ただ、これだとちょっと体を動かしただけでマイクのケーブルに引きづられてカメラが動いてしまったり、三脚が倒れてしまったりで。自撮りならとくに困らないのでしょうが、ブツ撮りの場合、結構大変で、あれが足りない、こっちの角度で取らないと駄目だとか、とにかく動き回ることが多いのです。
それに、ピンマイクのケーブルがとにかく邪魔で邪魔で。

で、試行錯誤の末、導入したのがWirelessGoです。

もうご存知、YOUTUBER御用達のWirelessマイク。
不要だと思っていました。外出して撮影することもないし、動くとしても部屋の中をうろうろするくらいですから。

でも、導入してみたらものすごく良かった!
・邪魔なケーブルがなくなって気分爽快
・音質も期待以上に良い
・バッテリーは結構長持ちで頻繁に充電する必要ない

とにかくストレスなく質の良い音声を収録できるのでオススメです。

 

まとめ

 

ってことで、KissMをYOUTUBE動画で撮影する際の実際の使い勝手について、ご紹介してみました。

自分はまだまだ撮影本数もすくなくて、とてもYOUTUBERと名乗れるほどではないのですが、器具の使い方としては、最近だいぶわかってきたので、紹介してみた次第です。

多くのYoutuberの方はソニーのα6600やフルサイズに興味があるようですが、初心者はKissMが一番だと思っています。

確かにフルサイズミラーレスは魅力的ではあるのですが、YOUTUBEをどこまで使っていくのか先がわからない初心者がいきなり購入するのは危険です。
まずは中古品なら本体だけなら5万円で買えてしまうKissMで始めるのが一番と思う次第です。