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キャノンEOS KissMをUSBモバイルバッテリーなど外部電源で使う!

 

EOS Kiss MのWirelessリモート機能ってのは非常に強力で、手ブレを抑えたり遠隔撮影をする際には非常に便利な機能なのですが

反面、この機能を使うとバッテリーの消耗が速く どうかすると5分くらいでバッテリーが切れてしまうことがあります。

閃いたのが、バッテリーではなく外部電源を(つまりDCカプラーという専門機器を)つかってカメラを動作させる方法でした。

これならリモート撮影や手ブレ対策はもちろん長時間撮影にも使えます。

で、今回アマゾンから購入した機器がこちら↓↓

 

 

2000円ほどと格安だったので使えるか不安でしたが、さてさてどうなのでしょうか。
今回は、その試みをシェアしてみたいと思います。

 

製品概要

 

付属品を含めるとざっとこんな感じの製品です。

 

①USBケーブル ②DCカプラー ③取り扱い説明書 ④外箱

非常にシンプル。

取り扱い説明書は付属していますが、ほとんど英語なので詳細がわかりにくいのが難点。

この手の製品は、純正品はACアダプタータイプになっていて、家庭のコンセントに差し込んで使うのが一般的なのです。

しかし

この製品がすごいのは、USBタイプになっていること。

なので、市販されているACアダプターを使えば普通のコンセントにも挿して使えますし、モバイルバッテリーでも使えるのです。

場所を選ばずどんなところでも使える、というのがミソです。

USBケーブルの拡大画像

 

仕様

仕様は以下。

対象カメラ Canon EOS M M2 M10 M50(KissM) M100 M200
入力 5V 2-4A
出力 8.4V
ケーブル長さ 100cm
USBプラグ仕様 USB2.0

 

EOSのMシリーズでしか動作しないようです。

また、仕様上は2A以上(4A未満)かつ5V以上で出力できるモバイルバッテリーやACアダプターなどで利用できるようです。国内なら2.4A出力の高出力タイプのものが結構売られているので、かなり使い勝手は良さそうです。
(※なお、取説によれば出力3Aを推奨しているようです)

 

参考:取扱説明書より抜粋

 

 

使い方

 

ます、バッテリーを抜き出し、その代わりにカプラーを挿入します。↓↓↓

そこに本製品のケーブル端子を差し込むわけですが、どこから差し込むのかわからず…。

KissMはバッテリーのフタの部分は閉めないと動作しないので、開けたまま動作確認しようとしてもうんともすんとも反応しないのです。どこかに挿入口があるはず…。

探したところ、下図の指で握っているところがゴムになっていて指でめくると外すことができるようになってました。↓↓↓

一旦フタを締めて、その穴からケーブル端子を差し込むことができました。↓↓↓

 

これで準備OK。

後はケーブルの端子をモバイルバッテリーとかACアダプターに差し込むだけです。

 

 

モバイルバッテリーは動作するのか?

 

いろんなもので試してみました。

ダイソーで購入したACアダプターはOKでした。

うろ覚えですがダイソーで200円か300円で購入したもの

 

ただし2.4Aの高出力のものでないと駄目で、よく見かける1A出力タイプのものは動作しません。

ダイソーで購入したACアダプターで動作している図

 

ベストセラー、Ankerの10,000ミリアンペアのモバイルバッテリーもOKです。↓↓↓

 

同じくAnkerの6ポートUSB急速充電器でもOKです。

 

ま、ようは1A出力の機器では駄目ですが、2.4A出力の機器ならほとんど利用可能ということです。

 

イマイチと感じた点

 

イマイチなところも。

ただしこれはKissM側の問題なのですが、

バッテリー蓋には差し込むための穴はあるものの、切れ込みが入っていないので、SDカードを取り出そうと蓋を開けるたびに、本製品のプラグを一旦カプラーから外さないといけなくなります(プロ仕様のカメラには切れ込みが入っているのが多いです)。

図のようにカプラー接続のケーブルを誘導できる切り込みは見当たりません

 

したがって、その際、カメラに電流が流れなくなるわけで、カメラの設定データ保持の問題や、頻繁に電流が流れたり流れなくなったりするわけなので、この辺がどの程度カメラ本体の負担になるかは多少、不安ではあります。

カメラ本体には設定データ保持用のバックアップ電池が埋め込まれているでしょうし、即座に問題というわけではないでしょうが、多少気になった点です。

 

まとめ

 

まだ買ったばっかりで耐久性の面とか、副作用など100%保証はできないのですが、とりあえず動作は問題がありません。あると非常に便利で、特に商品撮影の際は大活躍してくれます。

バッテリー問題で悩んでいる方、ぜひお試しください。2000円ほどで購入可能な製品です。
※ただし、自己責任でお願いします。