なんと4000円と格安!
以前こういう記事も書いてました。
俯瞰撮影をお手軽にできる「格安俯瞰撮影キット(自称)」のご紹介!!|いざ!創らん。
こちらでも結構満足はしていたのですが、専用器具をつかったらどうなるの?重しは必要なの?格安の製品でも使えるのか?
などなど…。
かねてから試してみたかったので購入したわけです。
どんなものか
付属するのは
①ブーム本体
②サンドバッグ
③取説とレンチ
④三脚ネジ
⑤外箱
これだけ。シンプルな製品です
もちろん、これだけでは使えません。他の三脚や雲台などと組み合わせて使います。
仕様は?
仕様としては
・8Kgの耐荷重
・長さ約32.5cm
・太さ3cmほど
といった感じです。
耐荷重8Kgなので、僕の使っているKissMはもちろん、フルサイズミラーレスでも十分に使えます。
また、長さが32cm程度と短く思えたのですが、机の上なら十分な長さですし、後述しますが、延長することも可能でした。
ちなみに全体の重さは338gと軽量です。
本体の準備
では、早速つかえるように組み立てていきます。
まずは、本体の準備から。
▼付属のネジを(A)に取り付けます。
ちなみに(A)は固定する三脚部分の接点となる部分です。
そして(B)
こちらはカメラ側との接続部分。
既にネジが取り付けてありますが、デフォルトでは3/8の太いネジになっています。回すと外れて1/4と3/8の両刀遣いとなっていて、どちらでも使えます。
僕は1/4ネジに付け替えました。
これでスタンバイOK。
周辺機器との組み立て
続いて周辺機材と組み合わせていきます。
三脚を使うと、広げるための面積を食いますから、いつものように机の上に固定して使う器具を揃えました。
以下。
⑥直角に曲げる器具
https://amzn.to/2ZeRz9F
⑧伸長棒(一脚ポール)
https://amzn.to/3jWphZe
⑨机などの固定器具
https://amzn.to/2ZfmNxj
▼出来上がりがこちら。
ネジを回すだけなので、組み立ては簡単です。
操作方法
下の写真で説明しましょう。
ブームと三脚との接続部分の拡大写真です。
まずは(E)のレバー。
このレバーを緩めたり締めたりすることで上下の角度を調整します。
▼このレバーです
無段階調整ではなく、写真に見えているように歯車を噛み合わせて固定する方式ですから
強力に固定されます。
こんなふうに角度をつけることもできますし
水平をキープすることもできます。
机に固定しているので、結構簡単そうですが、普通の三脚に取り付けた場合は、三脚を固定するためのサンドバッグが必要になることもあると思います。
机なら何もいりませんでした。
続いて(G)です。
軸を出したり縮めたり、または回したりはこのレバーを緩めたり締めたりで行います。
こんなふうに位置を調整できます。
▼締めるとがっしり固定されます。
▼ちなみに、このように延長棒を追加して長くすることも可能でした(今のところ使いみちはないですが…)。
延長棒はこちらを使っています。
https://amzn.to/3jWphZe
ブーム本体は32cmほどで短いと思っていましたが、いろいろと組み合わせて伸ばせることがわかり安心しました。
そして、こんなに伸ばしてもかなり頑丈なのです。
▼そして(F)のレバー。
横方向の回転の調節はこのネジで行います。
三脚に固定したまま、横方向に360°回すことができので、手動でのパン撮影ができます。
結構使えます。
カメラ部分もちょこっと解説を
カメラとの接続部分についても触れておきます。
▼実は、こんなふうにストレートに雲台を装着することも可能なのですが、
ただ、カメラの置き方次第ではネジが邪魔をして、雲台を水平に固定できません。
▼そこでこんな風に角度をかえる機材を使うわけです。
▼こんな風に直角に雲台を取り付けることで水平にカメラを取り付けできるようになります。
▼KissMもこのように水平に取り付けできるようになりました。
この直角に調整する器具は、専門のものがアマゾンでも販売されています。
Velbon 三脚アクセサリー 直角アダプター Angle Adapter4 アルミ製 473486
2014-06-20T00:00:01Z
数種類あるようですが、これが一番よさげです。
僕はとりあえず自宅にあった機材で間に合わせましたが、余裕のある方は購入されたほうが便利だと思います。
雲台の性能は重要
それと特筆すべきは雲台の重要性。
たまたま、小型三脚とセットで購入したものを使ったのですが、
耐荷重80kg!!MOMANのミニ三脚と雲台セットが安定感抜群ででおすすめだと感じた理由|いざ!創らん。
付属する調整ネジが大きく操作しやすく、緩急が自在です。
非常に使いやすく感動しました。
小さな安物の雲台だと、固定するのに一苦労ですが、これはラクラク。
この雲台がグラグラすると、どんなにブームの性能が良くても、カメラ部分が不安定で使えません。
雲台の性能いかんで大きく使い勝手に差が出てくると痛感しました。
雲台は良いものを使いましょう。
まとめ
まとめると
・4000円と格安でも十分使える
・組み合わせる雲台や三脚は良いものを選ぶ
・俯瞰撮影以外にも使える
こんな感じでしょうか。
俯瞰撮影だけでなく、いろんなアングルで安定して撮影ができるので、動画だけでなく静止画の撮影にも使っています。
非常に買ったよかったと思います。