HHKB(プロ版)を使いだして、早や8年近くが経過します。
最近になりHHKB BTという最新のモデルも使い始めました。
今では、これがなくては仕事ができないほど使いこなしているHHKBのキーボードですが、
じつは購入当初は「まったく使えない」と感じていました。
こう感じてしまうのが最大の要因。
使い始めの頃、そう思われる方も結構多いのではないでしょうか。
もともとMacBookやレッツノートなど、どちらかというとペタペタした浅い打鍵感のキーボードを愛用してきたので、それと正反対のキーボードに簡単に馴染むはずもありません。
でも、噂を聞きつけてせっかく購入した評判の高い(しかも高額な)キーボードです。使いこなそうと必死で取り組みました。
しかし、
体に染み付いた感覚というのは、容易には落とせなかったのです。
振り返って思うと
使ったり、使わなかったりという状況がダラダラとつづき、なかなかうまくは行きませんでしたが
ある時を境に、
手に馴染んできたのです。
いつの間にかという感じでした。
1)兎に角これだけ
馴染めないキーボードなので、いろんなキーボードを取っ替え引っ替えしながら使ってました。
有る時はMagickeyboard。で、ちょとだけ使ったら気分転換にLogicoolやLenovoの定番キーボードを……。そして、それに飽きたら、やっとこさHHKBを使い始める。
こんな感じでした。
どれが一番自分に馴染むのかを見極めるためにやっていたことではあったのですが、
でも、これをやっている限りは、
ダメです。
馴染むかなじまないかは感覚の問題なので、しばらくは使い倒す勢いで付き合わないと良さも悪さもわかりません。それをこんな超短期で回して使っては、わかるものも分からなくなります。
HHKBだけを一日、いや、1、2ヶ月使い倒してはじめて良いか悪いかがわかります。なので、その期間はHHKB一辺倒で使ってください。そうするとようやく体が馴染んでくると思います。
2)深打ちで良いと割り切る
HHKBの特徴の一つが”静電容量無接点方式”、という特性。
力を入れなくても、軽いタッチだけで簡単に文字入力できるという優れた機能です。これが有るために買われた人も多いと思います。
なので、
「力を入れて深うちする」のはダメなのでは?
そう神経質に思いがちですが、
個人的には、ぜんぜん深打ちでOKだと思います。現に今も結構深うちしながら打ってますし、
あくまで結果論として、「早打ちしているうちに、いつのまにか軽いタッチで入力できていた」という感覚なので、あまり神経質に捉える必要などまったくないと思うのです。
「キーの位置が高く打鍵が深すぎる」と感じる問題も、早打ちするうちにいつの間にか解決してくれる問題だと感じます。
3)キー音対策
この手のキーボードは机にそのまま置いて打つと、反響して結構な音がします。自宅だと家族がうるさいと言われてしまうので、なんとか対策したいと思うもの。
いろいろ試行錯誤の結果、落ち着いたのが
これ
100均で購入したパソコン収納ケースです。外出の際はMacBookのケースとして使ってますが、自宅ではこうやってHHKBの下敷きとして使っているのです。
専用のものではありませんが、
かなり音を吸収してくれるので快適です。ガチャガチャとなっていた音がカシャカシャという「算盤の音」のような気持ちいい音に変わってくれます。
専用の下敷きも販売されているようですが、慣れないうちは、こんなもので代用されたほうが気が楽です。
4)設定が間違ってませんか?
ネットを拝見して時々目にするのが、
「HHKB BTを使わずに放置していると、いつのまにか電源オフになって反応しない」
という苦情です。
こういう状況になると、復帰するのに電源ボタンをその度に押さなくてはならず、確かに面倒臭いです。
でも、これ、設定を一つ変えるだけで、簡単に対応できます。
この設定にすると多少電池の持ちが悪くなりますから、充電式で繰り返し使える電池を使うとか、そういう工夫をされたほうがいいかもしれません。
まとめ
とにかく一時的にもこのキーボードだけを使い倒してみてください。
ってのが答えになります。
これは僕が実際に体験したことです。
不思議なことに、HHKBにずっぽしハマってからは、他のキーボードを見て回ったり、浮気したいと思うことが全くなくなりました。
指に触れる滑らかなキーの感触や、算盤のような気持ちいい快音だとか、そういうものがいつの間にか癖になってしまったのだと思います。
慣れるまでは大変ですが、がんばりましょう。
非常に良いキーボードです。
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