使えないと嘆いていたポメラSync機能ですが、ちゃんとGmail設定をしておけば、ほぼほぼの確率で同期できることがわかりました。
ただ、タイムラグがあるようでメモアプリに直ぐには反映されないこともあって、そういう意味ではやはり不安定なのですが、その場合は、ブラウザからGmailを立ち上げNotes/pomera_sync のラベルで開いてやると、ここのメモ自体は更新されていることが多いです。
つまりアプリ側の更新が不安定だからという原因がほとんどのようです。
と、まあなんとかiPhoneやMacではほぼほぼ、この同期機能が利用できるのが分かったのですが、問題はWindowsパソコンやAndroidスマホです。
何しろ僕のメインスマホはHuaweiのGR5というAndroid端末ですし、メインのパソコンはレッツノートですから、何とかしたいと思うわけです。
少なくともパソコンやスマホで書きかけのテキストをポメラ側に送るだけでもできればありがたい。
ネットで探すとGmailでメールを新規作成し、ラベルをpomera_syncを選択してやればできる、と書いてあったりするのですが、何回トライしてもできませんでした。
僕の環境がおかしいのか、どうなのか。
で、別の方法でチャレンジしてみることにしたのです。
GmailメモのAndroidアプリを使う。
思いついたのが、GooglePlayのGmailのメモアプリを利用するというものでした。
iPadやMacのメモアプリを立ち上げれば分かりますが、ポメラSyncの原理というのはGmailのメモ機能を利用しており、その中のpomera_sync のラベルを付けたメモが同期できるという仕組みになっています。
ですから、Gmailのメモソフトやアプリがあれば少なくともMac・iPad側のメモアプリとは同期できるはずです。
あとはラベルをpomera_sync に替えてやればOKのはずなのです。
GooglePlayで見つけたのは、GNotesというアプリとCloudNotesというアプリ。
ただ、結論からいうと成功したのはGNotesだけで、CloudNotesのほうは同期は一応できるものの、文字コードの関係か肝心のメモ内容が同期できませんでした。
やりかたはこうです。
具体的に説明してみます。
1)まずGNotesアプリを立ち上げ、メモに文字を入力するかコペピします。
単純に戻るボタンを押すだけで自動保存されます。
2)Gmaiを立ち上げ、メニュー画面を表示しラベルのNotesを表示します。
さきほど入力したメモが表示されているはずです。
3)メモのラベルをpomera_sync に変更します。
デフォルトではラベリングはNotesになっていますから、これをpomera_syncに変更します。
4)ポメラを立ち上げ、ポメラSync操作をします。
ポメラを起動して、ポメラsyncをやります。
まあ、たったこれだけの話ですからシンプルです。
少なくともAndroidスマホからはこのやり方でほぼ100%近い確率でメモを送ることができています。
なお、あたり前ですがiPadのメモアプリ側にもメモは表示されます。
ポメラ側でメモを更新できるのか
では、同期で取得したメモをポメラ側で編集して同期ができるのか?
結果からいうとできるようです。
まず、GNotesアプリ側ではラベルをpomera_sync に変更された時点で該当のメモは表示されなくなるので、更新されたメモをこのアプリ側で受け取ることはできません。
Gmailから表示確認することになります。
古いメモが削除され、新しい更新されたメモが新着で表示されます。
ただ、更新されたメモは編集はできませんから、別のメモアプリなどにコペピして利用することになります。
面白いのは、このGmailの送信者欄の表示です。どうもこういうルールになっているようです。
- 送信者不明 … ポメラから更新されたメモ
- 自分 … メモアプリ側から更新されたメモ
- 下書き … Gmailの新規メールで作成してラベリングしたもの。(これは同期されません)
ポメラSyncは更新日が新しい方のメモが残る仕組みになっているようなので、ここをチェックすればどちらで更新したものかが明確に分かります。
最後に
これで晴れてメインスマホから書きかけの文書をポメラ側に引き渡すことも、ポメラ側からAndroid側に更新したメモを送ることもできるようになりました。
非常に感激です。
しかし、しかしです。
問題は”できればいい”というわけではないのです。このポメラSyncってそもそも何も障害がなくても同期に時間がかかる代物なので、そこが問題なのです。
試しにポメラSyncにかかる時間を計測してみました。
多少条件によって左右するとは思いますが、おおむね
・ネット接続 15秒
・同期処理 2分10秒
まるめると合計で2分半もかかるのです。途中でエラーでも起ころうモノなら平気で5分10分は経過しそうですね。
実用的と言えるようになるには合計で1分以内で同期できないとだめでしょう。
今後のファームウエアのアップデートに期待したいです。