【書評】「超発想法 野口悠紀雄著」 新しいアイデアをどう作りだすのか?

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「超」発想法 (講談社文庫)
野口 悠紀雄
講談社
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何かを創りだすという行為。簡単そうで実は非常に難しい。

だから、このブログのテーマにもしているのですが。

その中にあっても「アイデア」をどうひねりだすか、
というのは非常に大きな課題の一つです。

簡単にアイデアがでるのであれば苦労しませんよね。実際には四苦八苦してアイデアをひねり出すという人がほとんどでしょう。ですが、中には漫画家や小説家の中には多作家の人がいますし、アイデアは集中すればあふれだすように出てくる、と豪語する人もいます。物語のネタはいくらでも作り出すことができる。と言うのです。

そうありたい、という願いから僕はこの本を手にとりました。

アイデア発想の5原則

早速、本書から核となる部分を引用してみましょう。

1,発想は、既存のアイデアの組み換えで生じる。

2,アイデアの組み換えは、頭の中で行われる。

3,データを頭に詰め込む作業がまず必要。

4,環境が発想を左右する。

5,強いモチベーションが必要。

シンプルです。この本で主張されているのは、この5つの原則だけなのです。
非常にナイスです。

それで、以外だと思ったのは2でした。

アイデアの組み換えは、頭の中で行われる。

1,の「発想は既存のアイデアの組み換えで生じる」というのは有名な話です。僕でもよく分かる。
でも、その組み換えをする際にキーワードを書いたカードを並べ替えたり、カード遊びをしたりする方法はナンセンスだと言うのです。
とかく、僕らはアイデアは机の上に座って、ポストイットやホワイトボードに書き散らして、それからアイデアが発想されると思いがちなんですが、そうじゃなく、著者はあくまで「頭の中」で発酵されると言っているのです。KJ法とか、京大式カードなどを否定されているのですよ。ここがこの本の特異なところでしょう。

アイデアを出すにはこう行動する

実際に著者が発案するアイデア発想のやり方はこうです。

1,アイデアを出したい関連の書籍を徹底して読む
すさまじいデータを頭の中に入れ込む。勉強するってことです。

2,徹底して考える

3,歩く。走る。

4,頭の中で様々な要素が組み替えられ、新しいアイデアが生まれる。

ウンウン唸っているだけじゃ、いいアイデアは生まれないということです。
体を動かし頭の中が空っぽになって、リラックスした時に初めてアイデアってのは「フッ」と生み出される。
僕はこれだけでも大変なヒントをもらったと思っています。

ポイントはとにかく頭の中にすさまじいデータを詰め込んだ状態で「散歩」することです。
京都には哲学の道、ってのがありますが、それはこの理論を実証しているのだと思いますし、ノーベル物理学賞を受賞した山中教授がマラソンをしているのもこのへんに関連しているのかもしれません。

最後に

さすが著名な学者だけあって野口教授の考える発想法は非常にアカデミックです。
理論的でロジカル、哲学的な要素を盛り込んだ論考の後が記載されています。

ちょっと前の書籍ですが、僕はアイデア発想についてはこの本に勝るものはないと思っています。名著です。
絶版のようですが、Kindleでも発売になることを希望します。

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