新型MacBook Neoが発売されましたね。

…正直に言いましょう。期待していた分、がっかりしてしまいました。

今回のアップデートを見て感じたのは、「これは僕らのような個人ユーザーではなく、学校教育などのマス市場を狙った戦略的な一台なのかな」ということです。

WindowsやChromebookが占拠する教育現場に食い込むための「廉価版(劣化版と言ってもいいかもしれません)」という印象が拭えません。

もちろん、巨大な市場を取りに行くAppleの戦略は理解できます。でも、古くからのファンが求めていたのは、そこじゃないんですよね。

900gを切る「かつての12インチ」の再来を待っていた

僕が今回のMacに期待していたのは、スペックの高さではありません。多少チップが型落ちでも構わない。

欲しかったのは「900gを切る軽さ」です。

かつて存在した12インチMacBookのような、あの圧倒的な携帯性。究極の理想を言えば、iPhoneにキーボードがついたような、テキスト入力に特化した「ポメラ」のようなMacです。

今のMacBook Airや今回の新型も、結局は1.2kg前後。

この「1.2kg」という重さが、実は絶妙にクセモノなんです。2kg近いハイスペックPCに比べれば確かに軽い。でも、毎日カバンに入れて持ち歩くとなると、ずっしりと肩にきます。

富士通が600g台のPCを出している今の時代、1.2kgはもはや「普通」の重さでしかありません。

Windowsの「起動1分」が創作意欲を削ぐ

「じゃあWindowsの軽量PCは?」と言われると、そこには別の壁があります。

最近、Surface ProやThinkPad X1なども試してみましたが、どうしてもMacに勝てないのが「起動の速さ」です。

Macなら、蓋を開けて指を置いた瞬間に作業が再開できる。

対してWindowsは、スリープからの復帰でもどこかモタついたり、再起動を待たされたりして、使い始めるまでに1分ほどかかることもあります。

この「1分の待ち時間」が、書きたいという意欲をジワジワと削いでいくんですよね。

iPad+Magic Keyboardという「5万円の壁」

それならiPad Proはどうか。

確かに音声入力は便利ですが、外出先のカフェやベンチで独り言を呟くわけにはいきません。外ではやはり物理キーボードが必要です。

しかし、Apple純正のMagic Keyboardは約5万円。

キーボードは消耗品です。

壊れたら買い替えが必要なアクセサリーに5万円を出すのは、流石に二の足を踏んでしまいます。しかも、僕のiPad Proでは日本語入力の変換がうまくいかないという不具合に1〜2年も悩まされており、サポートに相談しても解決しませんでした。

ブランド品としての価値は分かりますが、ユーザーとしては「1万円前後で、ガシガシ使い倒せる純正キーボード」を出してほしいのが本音です。

結論:僕らが本当に欲しいもの

結局、今回の新型を買うくらいなら、中古や整備済みのMacBook Airを選んだほうがまだ賢い選択かもしれません。

僕らが求めているのは、過剰なパワーでも、重たい高機能でもありません。

• 蓋を開けたらすぐ書ける。

• 1kgを余裕で切る軽さ。

• 気軽に買い替えられる価格の周辺機器。

そんな「日常に溶け込む文房具のようなマシン」が出る日を、これからも待ち続けようと思います。