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Ankerの200g超便利モバイルバッテリー兼充電器はPCでどれくらい使えるのか検証してみた!Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)

珍しく、モバイルバッテリー(兼充電器)なるものを購入しました。

3月に発売されたばかりの、人気商品です。

きっかけは新しく購入したLenovoのPCのバッテリ持続性に不安を感じたから。

 

 

なので、条件としては
PD対応でないと動作しませんから、最低限、それをクリアしてもらわないとダメです。

文系脳ですから、W数とかアンペアとか、そのPCがどういう条件のW数なら動くなんてことは分かりません。あくまで経験とささやかな検証でしか紹介はできませんが

最近発売されたばかりで、評判のこのバッテリー兼充電器

果たして、WindowsPCでどの程度使えるのかどうか。
そのあたりを中心にレビューしてみたいと思います。

 

 

どんな製品なのか?

 

一応仕様はこんな感じです

商品名: Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
     ケーブル一体型の3-in-1 Fusionシリーズ
容量 :5000mAh
AC入力:100V-240V ~ 50-60Hz 1.5A 30W
大きさ:約 83 x 50 x 31 mm
ポート数:2 (USB-C×2)
出力 (MAX): 30W (USB充電器として使用時)
色:ブラック/ホワイト/ブルー/ピンク/パープル /グリーン
価格: amazon 5990円 ※新発売日3月

気になるのは、容量が5000mAhと小さいことで、そのくらいはなんとなくわかります。

ちなみに、充電機能としては

USB PDに対応し、充電器としては、単ポートでの最大出力30W。2ポート使用時の合計最大出力は18W。モバイルバッテリーとしては、単ポートで22.5W、2ポート使用時の合計最大は15W

だそうです(チンプンカンプン)。

 

Anker 公式サイト

 

 

では、
外観を

ACプラグは折りたたみ可能。

 

大きさは、ちょうどmobileタイプの人気のSSDとほぼ同じ

手にすっぽり入ります。

重さは実測で204g

スマホ1台分くらい

ACプラグの位置が非常に良くって

実は同じ用途で、格安のPDバッテリーを購入していたのですが、

右側がその格安のPD対応バッテリー・兼充電器。

 

ACプラグがこの形だと、コンセントにはほぼ、これだけしか差し込むことができなくなりますが

本製品なら、このようにコンセントの場所を取りません。他のACアダプターを邪魔をすることなく使うことができるんです。

ビルトインされているケーブルはPD対応のやつで、かなり頑丈な作りをしています(長さは20㎝弱です)。

こんなふうに引き出して使います。

この専用ケーブルで充電するほか、この写真のように

上部先端にはUSB-C端子がもう一つ付いているので、ここにケーブルを接続して合計2つの端末を同時に充電することができます。

バッテリーの状況が%で表示されるのも使いやすいポイント

 

外観上はバッチリ、僕の好みです。

これならバックの中に常時入れておいても苦にならずにつかえそうです。

 

PCでどのくらい使えるか検証してみた

 

この製品、当然スマホでは使えるのでしょうが、PCではどのくらい使えるのか、検証してみました。

1)バッテリーとして利用の場合

①PCを利用しながらの場合

アンカーのバッテリー(本製品)とPC(レノボYoga Slim770iCarbon)を接続し、PCで操作を継続した場合

まず、

PCにこのバッテリーを差し込むと

「低速の充電ケーブル  充電時間を短縮するには、デバイスに付属の充電ケーブルを利用してください」

という表示がでてきて、アイコンも▲の注意マークが入りますが、これは無視して使い続けてOKです。

10分充電した場合

PCのバッテリー 1%上昇
・アンカーのバッテリー 21%減少

これから推測するに、PCを利用したまま、このアンカーのバッテリーを接続すると給電状態となり、およそ50分ほどでバッテリー残量がなくなってしまうようです

 

②PCを操作しない場合

こんどは、PCの操作はせずに、10分間PCの蓋をしてアンカーのバッテリーと接続した場合です。

こちらも「低速の充電ケーブル…」のメッセージは表示されます

・PCのバッテリー 5%上昇
・アンカーのバッテリー 12%減少

これから推測すると、50分間充電しておよそ25%ほどが充電でき、バッテリー残量は切れてしまうようです。

いずれにしても、50分間ほどというのが目安のようです。

 

2)充電器として利用の場合

では、
今度はコンセントに差し込んで充電器として使った場合です

こちらは低速の充電ケーブルの表示はでてきません。

正常に充電できています

 

①PCを利用しながらの充電

PCを先程のようにブラウザ検索などを使いながらだと

・PCのバッテリー 1%上昇
・アンカーのバッテリー 変化なし

と、ほぼ給電だけしかできていないことがわかります。ただ、状況によっては多少は充電もできる場合もありそうです。

②PCを操作しない場合

今度はPCを利用しない状態で接続してみると

・PCのバッテリー 9%上昇
・アンカーのバッテリー 変化なし

こちらは充電も多少はできているようです。

しかし、PCを100%充電するには1時間半程度かかることが分かります。

また、充電器として利用する場合は、PCの充電が終わらないとアンカーの本製品のバッテリーも充電が始まらないことが分かります。

 

もちろん、ザクッとした検証ですから、周囲の温度や、アプリの使用状況、OSの状況などで大きく変動する可能性があることは、ご了承ください。

あくまで購入される方の参考として例示させていただいています。

 

やはりW数が足りなかった

この現象をどう理解したら良いのか、ネットで調べてみました。

一番、わかりやすかったのがこちらのサイト

結論から言うと、

PCを充電するには30Wでは足りないようで、45Wー65W以上のものを用意する必要があるようです。

ただし、サイトでも条件をクリアされたバッテリーがいくつか紹介されていますが、どれも500gオーバー

よほど仕事で必要に迫られる人以外は、常時持ち歩けるものではないと思います。

 

 

まとめ

 

いかがでしょうか。

アンカーのこのバッテリー兼充電器 スマホはもちろんでしょうが、

PCでも多少は利用は可能

というのが僕の結論です。

この多少は、という言葉のとおり、十分ではない、というニュアンスを汲んでいただけたらと思います。

なので
点数で言い表すと60点くらい。

やはり、W数が不足していて、そもそもがPCの利用は想定されていないのだと思い、諦めるしかありません。

とはいえ、

重さ大きさは手頃だし、インターフェイスは完璧です。
常時バッグの中に入れておけるバッテリー兼充電器としては、バランスの取れたおすすめできる製品でした。