僕は大の自炊派で、既に300冊くらいの書籍をPDF化して保存しています。
しかし、雑誌だけは苦手でPDF化はしません。スキャンするとよくジャムるからです。腰が弱い紙質のものが多いのが問題です。
で、一時は諦めて雑誌は本棚の奥に放置するか、廃棄するかしていたのですが、数ヶ月前、ダメ元で電子書籍で購入してみたのです。
良いじゃないですか!
端末と雑誌の構成によっては、画像のままで書籍化しているものもあってズームイン・アウトの繰り返しをしないと多少見難くなるものもありますが、中には(例えば文藝春秋)テキストベース化しているものもあって、どの端末でもある程度問題なく読むことができるのです。
雑誌を電子書籍で購入するメリットとしては
- 時代の空気を読むことができるから保存することに意義がある。
- いつでもどこでも暇な時に読める
- 保管場所が不要。
てなことからも有意義だと思います。
便利なハイライト機能
そして、電子書籍が特に便利なのは書籍に簡単にアンダーライン(ハイライト機能)が引けることです。自炊したPDFファイルにはそういった機能はまだ、ほとんど実装されていません。
Kindleだとマーカーの色は4色から選択できますし、メモもできます。読後は簡単に要点をざっと見返すことができます。
(すいません。最近の機能はKindleしか知りません)
この見返すってことが非常に重要だと僕は思います。
小説でも自己啓発本でも一回読んだだけでは表面しか理解していないことが多いものです。何回か読むうちに心が動く場所は変わってきますし、理解の度合いも深まります。
でも、忙しい現代人は全文を再読するのは結構困難です。そんなとき、このアンダーラインだけを見返してみるのです。するといろいろなことが蘇り、全文を読んだと同じ効果を得ることができます。
ポピュラー・ハイライト機能
さらに、Kindleで面白いのはポピュラー・ハイライト機能ってのがあって、ネットでつながっている読者の多くが記事中でマーカーした箇所をあらかじめ表示してくれる機能がついているのです。
なんで?どうしてここにみんなはアンダーラインを引いたのか?って自然と考えるのですよ。そうすると自分が考え違いをしていたことに気づいたり、それが引き金になって作者の言わんとしている別のことに気づいたりします。
いくつかの電子書籍媒体を試してみましたが、僕はこういうハイライト機能があるKindleが一番好きですね。
最後に
ハイライト機能の便利さを知ってから、普通の小説や自己啓発本も徐々にKindleで購入するようになりました。
それに、最近の本は文庫化の際には結構Kindleでも発売していることが多くなったので選択肢の幅が広がっています。
直ぐに購入できるし、iPhoneでもXperiaでもPC、Macでもどこでも読めるのですから非常に重宝しています。
雑誌はKindleで購入してはどうでしょうか。
廃棄するぐらいなら絶対お得です。
この号は芥川賞両方(又吉と羽田氏)の作品が掲載されているのでかなりお得です。
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