アイデア出しや、プラン創出の際は、やはり鉛筆と消しゴムを使って書いては消し書いては消しを繰り返しながら思考を深めていくのが、一番最適だと感じています。
そんな時、ベストなツールの組み合わせが、プラチナさんのPressManというシャープペンシルとトンボのMONO消しゴム。
Pressmanとは
なんと発売は1978年。速記者や記者向けに開発された由緒正しい超ロングセラーのシャープペンなのです。
https://www.platinum-pen.co.jp/press_280825.html
あのテレビで人気の池上彰さん御用達のペンってことでも有名なようです。
1,リラックス
このPressmanが良いと思うのは、リラックスして書けること。
クルトガとか、おレンズとか、折れない・美しい文字で書ける最新のシャープペンもいろいろと試してみましたが、なんとなく落ち着かない。
尖った文字、折れないってのは良いんだけど、シャープペンに望むのはそれだけではない。勢い良く書ける、ザクッとサッサさっさと書ける。なんというかスピード感が必要というか。思考に使うペンにはそんな機能が求められているのだと思うのです。
その点、このPressmanはザクッとさっさとスピード感を持って書くことに適していて、その感覚が非常に安心感を醸成してくれて、結果、リラックスして書けるのだと思うのです。
2,適度な太さ
そして、なんといっても、この0.9mmの太さで書いたあとの文字が見易い。
例えば、スケジュールに文字を書き加えたり、レジュメに注釈を入れたりする時なら、0.3mmや0.5mmの細字の芯でもいいのでしょうが、
思考を深めるとなるとちょっと違います。何回も何回も書いたものを見返して、その上に、どんどん自分の思いを書き加えていかないといけません。
その時に目をこらさないと意味がわからないでは使えません。書面を見たら即座にパット目に飛び込んできてくれないと困るのです。
その点、このプレスマン(0.9mm(2B))で書いた太い文字はパッと目に入って来てくれる。
3,専用替芯がエグい
実は、PressManには専用の替芯が用意されています。
違いは長さで、できるだけ芯を変えずに長く快適に筆記できるようにとの配慮から創られているようです。もちろん普通の長さの市販品も使えますが、やはりこちらのほうが、長くかけますから使いやすいです。
MONOの消しゴム
こちらも発売は1969年。超ロングセラーの消しゴムの定番商品。いまさら説明するまでもないかもしれません。
1,書いては消しが楽
アイデア出しの際は、ほんとはホワイトボードを使って、書いては消しをやりたかったのですが、どこでも持ち歩くことができません。
バラフライボードとかいろんな最新のツールも使ってみましたが、結構いろんな弱点があって気持ちよく書くところまでは行っていない。
ならば、紙に鉛筆で書いて、だめな部分は消しゴムで消すようにすれば、それがホワイトボード代わりになるのではないか。
至極当たり前のことに気づいてやってみたら、案外いけたのです。
そこで重要になるのが消しゴムです。
消しゴムなんて、なんでも良いと思われがちですが、そうではありません。駄目な消しゴムを使うとストレスが増大するはめに。
よくあるのが、消しゴムが消しカスで黒く汚れてしまい、それが伝染して消した紙の部分を黒く汚してしまうという症状。
これでは、なんのための消しゴムかわかりません。でもMONOの消しゴムはこういったことがほぼ起きない。
2,バリエーション
結構な種類が発売されていて、用途に応じて使い分けできます。
その数なんと16種類
まあ、でも普通はこのうち2,3種類あれば用を足せます。
例えば、持ち歩き用はこれ。
ボールペンのように手帳に引っ掛けるペンホルダーがついていて、なにせ小型。しかも、芯が四角形なのでピンポイントで消すことができるスグレモノです。
触感はやや固めで、広範囲を一気に消すという目的にはちょっと難があるかもしれません。
ついで、自宅や会社のデスクなどメインで使っているのが、これ
もう定番中のド定番。よく見かけるスタンダード製品です。しかも超安いからいいのですよ。一気に広範囲を消せるので、これが手放せません。
ツール達
ってことで、MONOの消しゴムとPressmanでシコシコやっているのですが、
これだけでは万全とは言えません。
具体的には、こんなツールも合わせて使ってます。
1,A4方眼紙
やはり、思考作業にはこれが定番。隅から隅まで書くことができるし、図形や表もフリーハンドで書きやすい。
2,持ち歩きホルダー
A4サイズの書類を折り曲げて持ち歩く際に保護してくれるカバー。
A4サイズ書類をそのまま持ち歩いても、カフェや電車の待合室では大きすぎて、ハンドリングが悪い。
また常時バックパックやA4が入るショルダーバッグで外出するわけではないし、時には小さなトートバックやカジュアルの小さなバッグのときもありますから、このように折り曲げて持ち歩けるこのホルダーがあると大助かり。
単にハサミこんでいるだけですが、クリップで止めておけば全く問題ありません。
最初は、折り曲げることに抵抗がありましたが、慣れてしまえばなんてことなく、
パソコン打ち出しの資料も一緒に綴っておくことができるのも良い点です。
まとめ
試行錯誤の末、たどり着いたのが、この書いては消す、という非常に原始的な方法。そして、書いた用紙はクリップ留めして、折り曲げて持ち歩くという、ほんとシンプルこの上ないなんの変哲もない方法でした。
やはり仕事ってスピード感が必要で、その要求を満たすには、余計なものを削ぎ落としたこの方法が一番最適だったのだと感じ入る次第です。