きっかけはこの本。
KADOKAWA (2019-06-29)
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あの超整理法を書いた野口教授の最新刊です。この本の中で著者はデジタルでクラウド保存することの重要性と、スマホの音声入力を利用した文章作成術について絶賛されています。
(いろんなテクが満載の本です。気になるかたはぜひ一読を!)
さらに、ちょっとだけ紹介するとこんな文章が。
■ 1,417
これまでも私は、「文章を書く際に最も重要なのは、とにかくスタートすることだ」 と考えており、「全体の構想がまとまらなくても、とにかく書き始める」 ことを心がけていました。 スタートさせるのは、容易ではありません。書き始めようとしても、非常に大きな慣性が働くのです。ところが、 音声入力を用いると、この関門を突破することができます。つまり、「出発」することが簡単にでき
つまり、
まずは、文章作成の要諦は、とにかくスタートして形をつくってしまうこと。
です(違ってたらすいません)。
たとえ誤変換が多くても、改行がおかしくても気にしない。とりあえずタイトルやトピック、文章内容を音声入力でザクッと作ってしまって、あとは推敲する。推敲に徹すること。
形はできあがっているので、比較的簡単に文章を作り終えることができます。
この方法こそが、より効率的に文書を作成する未来の技法であるとおっしゃっているのです。
もちろん最初は懐疑的でした。
なぜなら
今までも、さんざんいろんな音声入力アプリを試してきましたが、やはり誤変換はなくならなかったからです。誤変換の部分を後で探し出して修正する作業のほうが面倒臭く感じていました。
実際にやってみることに
しかし、兎にも角にも実践です。
で、分かったことは、いままでの考え方を180度方向転換しなければならなかったことでした。
1,デフォルトの音声入力を使う
サードパーティ製の音声入力ソフトのほうが変換の正解率は高いです。なので、Speechyや音声認識装置などいろんな優秀な音声入力アプリを使ったほうが作業は効率的だと思いきや、実はそうではないのです。
先程書いたように目的はあくまで形をつくること。
となれば変換率より利便性が大事。いちいちコペピする暇はないのです。
ガンガン入力して形作りに邁進するには
そのマシンで、最初から導入されているカンタン便利な音声入力を使いましょう。集中度が変わってきます。
2,誤変換を無視する勇気
入力した音声が誤認識されるとイラッとするものです。
誤変換 → 後変換 とか。要諦→ 予定。など。
以前の僕は、インプットが終わったら、その場で即訂正していました。その都度その都度やらないとなんとなく気持ちが悪い^^;
でも、そんな場合はどうか勇気を持って無視しましょう。気にしないでとにかく文章を最後の一行まで、終わらせることに集中しましょう。そうしないと折角の音声入力が非効率な作業になってしまいます。
3,アウトラインを考えてから
口述筆記を実際にやってみて気づくのは、まったく予習なしに望むと途中で作業が止まってしまうことです。何も材料がない状態ではいくら便利な機械を使っても、何も文章は出て来ません。
大学教授とか作家さんとか、そういう専門家は頭の中に形がインプットされているので、問題はないかもしれませんが、初心者はやはり大まかなアウトラインはメモしてから望んだほうがベストです。
思いつきで手当たり次第に入力していくと、かえって混沌としてしまい、時間がいくら経っても、考え込む時間だけが増える結果になりかねません。
4,1フレーズごと変換する
長いフレーズを音声入力すると間違いが多くなります。いや誤認識が多いのもそうですが、文章内容自体が間違ってしまうことが多い。”テニヲハ”や、言い回し、文章の方向性自体を間違ってしまったりってことです。
やはりワンフレーズ入力したら一旦停止して、ひとつづよく吟味しながら、手堅く入力したほうが良いようです。
あとがき
音声入力。
正直いうと馬鹿にしてました。
AIって言うけど、まだまだって考えてました。
なんだあの誤認識の多さはって…。
でもね、やはり先駆者の方はもう先をすすんでいるのです。
あの作家の勝間和代さんもだいぶ前から、音声入力を導入されているようです。非常にマニアックな方なので、変わっているな…。とは思っていましたが、おそらく僕らのほうが遅れているのです^^;
(参考までに動画を貼っておきます↓)
以上、書いてきたように、音声入力を使いこなす上で重要なのはテクニックというより心構え。
僕のこのブログも最近書いた数本はこのやり方で記事を作りました。やはり目から鱗です。間違いなく記事の作業効率があがりましたね。
参考にしていただけると幸いです。