神アプリとして人気の高いBetterTouchTool。
https://www.boastr.net
これがあるとMacのトラックパッドやキー操作が格段と効率アップできると、もっぱらの評判だったのですが、
Mac本来のトラックパッドジェスチャーと重複するのが嫌で、Expojesture以外使っていませんでした。
http://ichiro.nnip.org/osx/Expogesture/
Expojestureは独特のジェスチャーなので、そういう心配は無用で、
BetterTouchToolはちょっと複雑すぎて、とっつきにくい印象が強かったのです。
でも、
最近、心機一転使い始めてみると、
「おい。良いじゃん」と思い始めました。
あるジェスチャーとの出会い
それもこれも、あるジェスチャーと出会ってからなのです。
「TipTap Right(またはLeft)(1Finger Fix)」がそれ。
一つの指をトラックパッド上でタップ(固定)した状態で、その指の右(左)側を別の指でタップするという、初めて体験するようなジェスチャーなのです。
固定する指を二本にするなどいろんなパターンもあるようで、
このような独特なジェスチャーなら他のものとダブルこともないでしょう。
さっそくScrivenerの「次のページ(Cmd・Opt+↓)」「前のページ(Cmd・Opt+↑)」に割り当ててやってみると、ぴったりです。
面倒くさかったページ送り操作がトラックパッドでメチャ簡単にできるようになりました。
キー操作より明らかに高速で、Scrivenerを見直しました。
ひょっとして同じようにシンプルで使いやすいジェスチャーが探せばあるかもしれない。そう思いはじめました。
いろんなものが利用できるが複雑になるのはいただけない
さきほど書いたようにBetterTouchToolにはトラックパッド以外にも、MagicMouseやキーボード、普通のマウス、Siriなんか多数の設定項目が上がっていて、バリエーションに富んだ組み合わせで効率アップが図れるのですが、
ちょっと複雑過ぎてとっつきにくい。
シンプルを信条としている僕としては、あまりごちゃごちゃとカスタマイズするのは嫌なんですよ。
それで、シンプルでかつ独特なトラックパッドジェスチャーに焦点をあてて探してみようと思いました。
あらかじめ登録されているジェスチャーは数えてみると全部で100個近い。すごい数。中にはどういうものか理解不能なものもあります。
シンプルに使えるジェスチャーとは
結論から書きますと、
これです(今のところ……)。
なーんだ、とお思いかもですが
シンプルで大雑把に操作できるのが「スワイプ」操作。
感覚的に操作できるところが良くって
動作が大きいので誤動作が起きにくく、装飾キーと組み合わせれば、鬼に金棒だと思うのです。
参考までにどういう使い方をしているか具体例をあげてみます。
Magnetというウインドウをキーボードショートカットで上下左右に動かしたり、大きさを変えたりできる便利なアプリがあるのですが、これに使ってます。
設定はこのように
Option+左3本スワイプ → 左半分の大きさに
Option+右3本スワイプ → 右半分の大きさに
CMD+左3本スワイプ → 左3分の2の大きさに
CMD+右3本スワイプ → 右3分の2の大きさに
Shift+左3本スワイプ → 左3分の1の大きさに
Shift+右3本スワイプ → 右3分の1の大きさに
と、こんな感じ。
ようは装飾キーごとに表示されるウインドウの大きさを変えているわけで、だから覚えやすい。キーボードショートカットは覚えるのが一苦労ですが、これなら簡単で感覚的。
比較的小さなMacBOOKの画面もこれをつかえば画期的に操作がしやすくなります。
まとめ
ということで、ざっと調べてみた限りではこのTipTapとSwipe操作の2系統のジェスチャーでいろいろと設定してみるのがオススメだと思います。
たったこれだけの操作ですが、3本指でしたり、4本指でしたり、あるいはCtrlやFnキーと組み合わせたり、と結構なバリエーションが使えますから不足することもないと思います。
さらに、先程ふれたExpojestureを重複して利用することでより便利になります。こちらは無料アプリですから安心。
いっぽう、BetterTouchToolは有償アプリで、現在、600円(以上)ほどしますが、45日間のお試し利用が可能なので、十分吟味して購入されたらどうかと思います。
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