付箋を使った思考術の続きです。
[https://tsukuru.xyz/2017/04/20/post-2595/]
一言メモやToDoの管理なら小さな付箋で十分なのですが、やはりまとまった箇条書きのメモを作る場合、25mm幅の付箋ではちょっと小さすぎるなと感じ始めました。
付箋を複数使って同様なことをやってみると見にくく、また汚く感じます。
じゃ、大きいサイズの付箋をさがしてみるかと思ったとき、「一億稼ぐ人の超メモ術」という本を読む機会に恵まれました。
これが僕とブロックメモの出会いでした。
適度な大きさ、安さ
ブロックメモって従来から知ってはいましたが、使ったことがなかった。
ちょっと中途半端な大きさに見えたし、
これ使うなら付箋タイプのほうがいいのでは?
糊がついてどこでも貼り付けられるし。
そう思っていました。
でも、今回、ものは試し。食わず嫌いはダメです。せっかく本を読んだのですから、チャンスを生かさないのはいけません。試してみようと思い、向かったのはいつもの100円均一です。
購入した先はキャンドゥ。
なんと400枚で100円という破格なやすさ。それでいて、品質はそんなに悪くない。
これなら失敗してもどうってことはない。
書いてみると適度な大きさだと感じました。
箇条書きでメモを書く、一つのまとまった課題を要点を押さえてサラッと書くのに手頃です。
4X3のインデックスカードとよく似ているようでいて、大きさはもちろん、薄さや気軽さ、取り回し方は違います。
思いついた視点を束にすることの意味
今のところ、書いたメモは何かに貼り付けるのではなく、このようにクリップ留めにして束にして管理しています。
いつでも直ぐに並べて眺めるためです。
著者も言っていますが、メモは自在に並べ替えて眺めることに意義があって、そうでなければブロックメモを利用する意味がなくなってしまいます。
一つのメモを横に読み、縦に読みながら入れ替えて、思いを巡らせることでスパークして、新しいなにかがひらめくことがある。
そうおっしゃっています。
だから、貼り付けてはダメ。付箋ではダメだとおっしゃってます。
束にスべきなのです。
大雑把に管理する。
これがひょっとするとブロックメモの管理のコツなのかもしれません(僕はまだ慣れませんが)。
とかくノートに貼り付けたり、手帳に貼ったりして管理しようと思いがちですが、机の上にいつでも並べて置けるように、ただ、束にしておく。
これが案外重要ではないのか。
インデックスカードとの違い
よく似ているのが5x3のインデックスカード。
こちらのカードも並べ替えながら、切り貼りしながら自在に思考するのに使われてきた道具です。
ハガキ大のサイズや名刺、B6の大きさと様々なカードがでていますが、これらのカードとブロックメモの違いは”厚み”ではないかと思います。
インデックスカードって結構厚手の紙でできていますから、束ねようとするとゴムなどでぐるぐると束ねるか穴を開けてリングでまとめるかの方法になってしまう。これが心理的に圧迫されてしまう。これを紐解いて並べ替えようとは思はない。
ところが、ブロックメモはペラペラの紙ですから、どこでもあるクリップで簡単にまとめることができる。幾つもの項目を手軽にスマートに保管できる。そして、パッとクリップを取れば、並べ替えが自在にできる。ここが大きな違い。
どちらもどっちなのでしょうが、インデックスカードを使いこなせなかった自分からすると、この「クリップで束ねる」ことができるこの薄さがブロックメモの武器だと思えます。
※「クリップで束ねて使っているのは僕の使い方で、それが武器だというのは僕個人の見解です。書籍とは直接関係ないのでご注意くださいm(_ _)m。(2017/05/11追記)
最後に
ブロックメモのいろいろな利点、なぜ仕事で使うのか、
さまざまな使い方が解説されているこの本。参考になりました。
著者は野村證券で伝説の営業マンと言われ、現在は独立して会社を経営しておられるそうです。成功者から真似るって大切なことです。
ブロックメモ。使えば使うほど馴染んでくるし、集中してメモ書きできる。これぞアナログと言った感じ。しばらく使い続けてみたいと思います。
(付箋も使い続けますよ)
飽きやすくて目移りしやすい僕のことですから、どの程度つづくかは不明ですが、混沌とした頭の中を整理するのに今のところは一役買ってくれています。