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【レビュー】ポメラDM200のアウトライン機能が素晴らしい! いろんなことに応用できそう。

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気になって気になって仕方がなかったので、家電店で実物を見たり、
YOUTUBEやあちこちのブログレビューを参考にしながら動作・機能を確認したうえで

納得してポチリました。

4万ちょっと。結構値下がりしてましたね。

 

で、とうとう我が家に届いたのです。

 

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液晶保護シートとセットで購入しました。

 

ファーストインプレッション

 

重さはやはり微妙

 

最初の印象としては、やはりズシリ重いという感じです。

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見かけはDM100とよく似ています。

 

最初はです…。

でも、なれると不思議ですが、軽々と持ち運びできる気がしてきます。

微妙な重さなのです。590gは重いとも思えるし、軽いともいえる。
この辺は事前想定どおり。
少なくとも外出の際にipadプロと両方を持ち出すことはないでしょうが、スマホの外付けキーボードとしてなら使える。その辺はDM100のときと変わりません。

以下、良かった点とイマイチと思われる点を簡単に紹介してみたいと思います。

<良かった点>

1.アウトライン機能が素晴らしい

このマシンのイチオシ機能でしょう。
個人的にはこれがあるがためにこの製品が輝いていると思えるほどです。

すごいというか、非常にシンプルで、使いやすい。

 

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ブログの下書きを管理している図。見やすく、操作し易い!

 

同じ機能をもったソフトにWindowsのWZEditorがありますが、こちらは設定がやたら多いために扱いづらく時に疲れてしまうのですが、このポメラのアウトライン機能は癖がなく素直に動作します。

それでも基本的な機能はちゃんと押さえてあり、見出しも移動できるし、削除もできる。キーボードショートカットでワンタッチで操作できるし、素晴らしいと思います。
見出し表示した文字は太字で表示されますから、視認性も問題ありません。

 

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DM200の取扱説明書から掲載。見出しの編集が簡単にできます。

 

これならテキスト形式のデータベースも構築できますし、アウトラインエディタ以外の使いみちもありそうです。

 

2.全画面表示と白黒反転の液晶が見やすい

 

これもイチオシ機能の一つです。

Windowsパソコンではこの全画面表示機能に対応したソフトってまだ非常にすくないのですが、ポメラでは可能です。
まさか、こういう体験ができるとは意外でした。

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背景を黒に反転して、全画面表示にした図。素晴らしい!

 

躯体が黒ですから、液晶を黒の背景にしてしまえば真っ暗で、文字以外目に入りません。Macも真っ青。文章作成に集中できます。

 

3.キーボード入力が安定している

重量が増えたせいか躯体そのものが安定しました。DM100のようなガタツキはありません。

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液晶は結構な角度まで開きます。それでいて安定している。

また、キーボードは普通の小型パソコンのキーボードと同じで、キータッチも悪くなく軽快に入力できます。このへんは事前にいろんなブログで報告が上がっているとおりでした。

ポメラ本体の作りは非常に剛性感があってしっかしています。

<イマイチなところ>

ポメラシンクはダメだな!

これも予想通りというか、こんなもんだろうと想定はしていました。

まず、操作が二段階に別れていて、

1.ネットワーク接続
2.同期(アカウント)処理

この二つの操作を分けてやる必要があります。
だからどうしても1分以上はかかってしまいます。

 

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最初にポメラSyncの最初のメニュー画面を表示させます。

 

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まずはネットワークに接続しなければなりません。これだけでも時間がかかってしまう。

 

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ネットワーク接続が終わったら、アカウント接続の操作をします。

 

 

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ようやく完了しましたというメッセージが出てくる。

 

 

それだけなら許せるのですが、同期が終了しましたとメッセージがでても、蓋を開けてみたら「同期失敗」ということが結構ある。

 

そもそも失敗したのか成功したのかさえ表示されない。自分でファイル操作をしてはじめて「ありゃダメか!」となる。

iPadプロとMacBookAirで確認しているのですが、最初は巧く行っていたのですが、なにか設定が悪いのかだんだんできなくなりました。
イメージ的には10回のうち4回くらいが失敗しているように感じますね。

<2016/11/16 追記>
確認の結果、同期がうまく行かなかったのはGmailのパスワード設定に問題があったことがわかりました。どうもパスワード設定を二段階認証にしたりしなかったりした結果、設定が間違っていたために発生していたようです。

正しく設定を入れ直した結果、iPadプロやMacBookAirのメモアプリで正常に同期ができるようになりました。失礼しました。(但し、同期に時間がかかるのは同じですが…(>_<))

 

でも、そもそも「同期」ってのをなんで採用したんでしょう?
この同期ってのを採用した時点で企画として失敗だったと思います。

なぜなら、僕も過去にScrivenerとかResophNotesとかいろんな端末で同期をやってきましたが、必ず同期できなかったり、タイムラグがあったりで使えた試しがない。

それどころか、同期できなかったが故に一日棒に振ったり、何とか解決しようとする時間が経過するばかりで、肝心の文章を作成するということに時間が取れなくなる。
そんなもの仕事では使えないでしょう。

 

なんか別の方法はなかったのでしょうか?

期待するのは、

例えば、パソコンやスマホで書きかけの原稿のつづきをポメラで書きたい、ということだけです。

同期は必要ありません。

ポメラで書いた原稿はQRコードでスマホにも送れるし、アップロード機能ってのもある。

でも、逆にワイヤレスで受ける機能がありません。USBケーブルで接続するか、SDカードでやりとりするしかなく、

ここが欠点。

Bluetoothの受信機能を搭載するとか、なんか別の単純な方法は選択できなかったのでしょうか?

何とかして欲しいですね。

 

最後に

 

というわけで一部ガッカリ感はあるものの
個人的にはアウトライン機能が素晴らしく使えるので、非常にオススメの製品であると感じています。

ポメラ本体は素晴らしい仕上がりです。

 

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値段次第ですが、購入の価値ある端末だと思います。