買わない!といっていたAirPodsProですが、とうとう手に入れていしまいました。!
実はBoseのQC35を毎日持ち歩いていたのですが、最近、バックパックを買い替えてから、窮屈で入りきらず、持ち歩かない日が続いていました。
でも、やはり外でも耳栓(ノイズキャンセリング)機能は使いたい。
AirpodsProなら気軽に持ち運べるし…。ある日、強烈に欲しくなりました。
ただ、不安に思ったのが、ノーミュージック(音なし)で使った場合、果たして噂通りのノイズキャンセリング効果が得られるのかどうかでした。
1,耳栓として利用する際のポイント。
ノイズキャンセリングフォンを耳栓として(ノーミュージックで)使う場合、たんなる環境音や騒音ばかりが注目されがちですが、実は、もっと大敵がいるのです。
①鼻息
②鼓動
③つば飲み音
これが問題。
音楽を鳴らしながら使うのであれば、ほとんど気にならないのですが、ノーミュージックで使うと非常に気になってくる。
時として騒音よりも大きく、ウザく感じるのです。
2,検証してみた結果
購入して2週間、ずっとこのへんを検証してみました。自宅の静かな環境や、カフェや鉄道、バスの中など。
使い物にならなければ、即売却です。
その結果を表したのが以下の表です(自宅の静かな環境で比較)。
騒音 | 鼻息 | 鼓動 | ツバの音 | 合計 | |
AirPodsPro | 1.0 | 7 | 0 | 2.5 | 10.5 |
BoseQC35 | 1.1 | 2 | 0 | 1.5 | 4.6 |
EarFUN | 9 | 10 | 1 | 4.5 | 24.5 |
※数値が高いほど大きな音ということです
※ノイキャン性能のないEARFUNをあえて比較のため入れています。
※個人の感想です。あくまで参考程度ということで…。
結果は、十分使える!というもの。
ただし条件付きです。
一つひとつ解説してみます。
①騒音
一般的な騒音と呼ばれるエアコンとか道路を走っている車の音などの比較。普通のノイズキャンセル性能の比較です。
これについては
AirpodsProがやや優勢だと感じます。
おそらく、ノイキャン性能自体はほぼ互角なのでしょうが、AirpodsProはイヤピースを強く押し込むと、耳栓効果が加わり、より性能が上がるように思えるからです。
ヘッドフォンタイプのQC35では、これができないので、まあ仕方がないのです。
ただし、Airpodsproはイヤピースの押し込み具合でこれ変わるので、浅いとQC35のほうが効きが強いと感じることもあります。
なのでアバウトには互角といっても良いかもしれません。
②鼻息
これが一番うるさく邪魔ですね。
さすが、ヘッドホンタイプのQC35ではかなり軽減され、ほとんど気になりませんでした。
ところが、AirpodsProは密閉式のイヤフォンなので、どうしてもこの音は避けられず、気になります。ノイキャンのないEarfunと比較すると多少はマシですが、気になりだすと思考に集中できなくなります。
③鼓動
心臓のドクドクという音です。
いつも聞こえるわけではありません。歩いた後、人と会話した後など、急に静かになると聞こえてきます。
大きな音ではないのですが、なんとも不気味で不安を感じさせられます。
これは特に密閉式イヤフォンで多く、ヘッドフォンタイプのQC35ではほとんど聞こえません。
④ツバの飲み込音
ツバを飲む喉の音とか、歯ぎしりとか。これも結構気になります。これも密閉式イヤフォンは不利で、防ぐのが難しいです。鼻息ほどではありませんが、結構気になります。
3,使い勝手
耳栓として使う場合、実はノイキャン性能以外にもいろんな要素が絡んできます。
①長時間利用に耐えられるか
仕事や作業でつかうと3,4時間ぶっ続けだと不快になったり、気分が悪くなったりします。
これについては、AirpodsProが有利です。
QC35が不快で使えないわけではありませんが、ヘッドフォンの特性上、長時間使うとどうしても内部が湿ってくるので、不快に思いやすくなりますし、耳が多少なりとも圧迫されているので多少痛いと感じることもあります。
②気圧?
?とつけたのは、なんと表現していいか分からなかったから。つかったことがある人はわかると思いますが、ノイズキャンセリングを利用すると耳の中の気圧が減少するような感覚が走ります。そんなとき、吐き気がしたり、息苦しくなったりするのですが、どうしようもなく不快です。
これについては、QC35ではあまり感じませんが、AirPodsProではかなり感じます。
特にノーミュージックだと強く感じますね。
3,耳栓比較まとめ
というわけで、以上をまとめますと
・単純に耳栓としての評価としては、QC35のほうが上です。残念ながらAirpodsProは鼻息や減圧作用が不快で、人によっては使いたくないと感じるかもしれません。ただ、これは密閉式のイヤフォンの宿命のようなもので、AirpodsPro特有の話ではないと思います。
・不思議なのは、AirpodsProで聞こえていた鼻息やツバ飲み音も外出の際は(カフェやレストランなど)ほとんど聞こえず、快適に使えることです。
おそらく外出した時と自宅では意識を向ける方向が違うのでしょうか。特に問題なく使えます。
表に現れているような点数差ほどは感じません。
・なので、余裕のある方は両方所有して、使い分けることがおすすめです。
自宅 = Bose QC35
外出時 = Airpodspro
これがベスト。
また、予算がなくてどれか一台といわれれば、耳栓だけの用途ならQC35をおすすめします。(最近だと、ソニーのWH-1000XM3がおすすめ)
4、番外編 おすすめの効果音
耳栓機能もl00%ノイズを除去してくれるわけではありません。多少は人の話し声や食器のカチャカチャという音などは聞こえてきますし、カフェなどで、隣にペチャクチャ話をするカップルなどが座ると最悪です。もう集中することができなくなります。
そんなときは音楽を使いましょう。音楽を鳴らすと、かなりの音をかき消してくれます。ただ、普通の洋楽・邦楽ではかえって集中しにくくなるので、効果音がベスト。
YOUTUBEに掲載されている効果音のなかでおすすめのものを選んでみました。
その時、その場で、使い分けすると万全になります。
※こちらのMacアプリ(Macx Youtube Downloader)をつかって簡単にYOUTUBEから音声だけダウンロードができます。無料です。
https://www.macxdvd.com/free-youtube-video-downloader-mac/index-jp.htm
1.自然の環境音
川の流れる音、海の波の音、鳥の音こういうのがベストです。思考の邪魔にならないのと同時に、心も洗ってくれるので一石二鳥です。
こちらは伊勢神宮の五十鈴川の川の流れる音
【伊勢神宮・五十鈴川】聴くだけで波動を上げチャクラが開く究極のヒーリング自然音
海の波の音が気持ちいい。
Relaxing 3 Hour Video of Tropical Beach with Blue Sky White Sand and Palm Tree – YouTube
2,交通機関の音
考えに詰まった時はこれ。気分転換ですね。
地下鉄や列車の音を聞くと何となくワクワクして頭がしゃきっとすることがあります。
フランスの地下鉄。フランス語がおしゃれで、高音質
Le métro de Paris – Enregistrements sono
飛行機の音
Lufthansa Boeing 747-8 – spectacular flight over Greenland en route to Los Angeles – YouTube
3,カフェやレストランの音
1人考えにふけっているとなんとなく寂しい時があります。そんな時がこれです。カフェやレストランの騒音って心が和むんですよ。
韓国のカフェの騒音。適度な騒音で集中できます。
No Talking ASMR 집중하기 좋은 카페 소리 1 Hour Cafe Ambient Noise (Binaural) – YouTube
こちらは日本のカフェ。まさにカフェで仕事している気分です
【環境音】カフェ店内の心地いい雑音。6時間、勉強用 作業用 睡眠用 – YouTube
4、ノイズ音
ハードに集中したい時につかってます。ザーッというあのラジオが発する雑音のようなノイズ音が案外いいんですよ。集中できます。ただ好みが分かれるところだとも思います
ホワイトノイズ
【集中脳波】 集中できるホワイトノイズ 2時間 【勉強用】 Noise 2 Hours – YouTube
ピンクノイズ エージングに使えるらしい
[1時間 1Hour] エージング用ピンクノイズ【イヤホン ヘッドホン スピーカー】 – YouTube
まとめ
最後に、耳栓用途以外でのAirPodsproの評価ですが。
サイコーです!!
特に、電停とか、交差点でこいつで音楽を鳴らすと、車などの音がさーっと消えて音が明瞭に聞こえてきます。いままで味わったことがない体験。これは素直に圧倒されました。
いや、評判どおり凄い。
これは病みつきになりそうです。
ただ、使いすぎるとバッテリー寿命も短くなるので、通常使いはEarFUNにして、ワンポイントでAirpodsProを使うようにしています。
なお、白のイヤピースは耳垢などで汚れやすいので、黒のものに交換してつかっています。なかなか良いですよ。