https://www.sony.jp/vlogcam/products/ZV-1/
6月にVLOGCAM ZV-1というなかなか良さそうなカメラが発売されます。
キャッチフレーズがVlog撮影向けの動画撮影カメラってことで。
バリアングル液晶が採用されて、外部マイクが装着しやすくなっていたり、商品紹介モードというすごいAF性能が搭載されるなど、Youtube初心者の僕には非常に興味津津なカメラなわけですよ。
でも
いろんなYoutuberの方の商品レビューを拝見させていただきましたが、なんかねー。みんな通り一遍の紹介しかされてなくって、不満ですよ。みな同じ内容。良い良いとしか紹介されてない。
欠点について殆ど触れてない。
あれじゃ、まったく購入の参考にはなりません。
ってことで、そのへんが満足できず、デモ機が置かれているソニーストアに足を運んでみたわけです。
実機に触ってみて見えてきたその実像
実際に出向いて、触ったのは恐らく15分ほどでしょうか。
感動度をマックス100Ptとした場合の数値で表してみて、購入すべきかどうかを判断してみることにします。
良いと思った点
AF性能の凄さ 50pt
商品レビュー用設定ってのがあるのですが、マジすごいです。
手元にスマホをかざしてテストをしてみましたが、サッサとAFが動作して対象のものに合焦してくれます。
近くにRX100M5とかM7とかあったので比較してみましたが、そのスピード差は歴然。(設定にもよるかもしれませんが…)これは感動ものです。
実践で使える機能だと感じます。
※参考に一番マトモにレビューされていたキズモードさんの動画を貼っておきます。参照ください。
質感はまあまあ 5pt
プラスティック製のためおもちゃのよう、と酷評されている方もいるようですが、触った感じはそれほど悪くは感じませんでした。むしろ軽くかんじて、好印象です。
ちょっとーと思った点
良くないと思った点です。
動画は画角がかなり狭くなる -40pt
個人的には一番の問題点がこれです。
録画ボタンを押すとかなり画角が狭くなります。はっきり狭くなったのが分かるレベルで、広角24mmと言われてますが、恐らく実質30mmほどではないでしょうか。
Youtuberの方がアップされている自撮り映像を見ても、顔が大きく表示されてますから、ほぼあっているように思います。
店員さんにも質問しましたが、発売前の製品なのでよく分からないようで…。設定でどのくらい変えられるのかは不明です。
SDカード抜き差しがめんどくさい -30pt
なんとなく分かってはいたのですが、
三脚を取り付けると、SDカードやバッテリーを装着している蓋が固定されてしまい、蓋が開かなくなります(コンパクトデジカメあるあるではあります)。
なので、SDカードを取り出そうとするには
1,一旦三脚のネジを回してはずす。
2,蓋を開く
3,SDカード取り出す
この手間がかかるわけです。
まあ、専用三脚(シューティンググリップ)はネジはかなり取り外ししやすくはなってますが、いつもこの三脚を使うわけではありません。
脚の長い三脚を使いたいと思うこともあるでしょうし、1脚を使いたいシチュエーションの時もあるでしょう。
そんなことを考えてアルカスイス製のアダプターを常用しているのですが、このカメラではどうも使えないようです。
無線転送ってのもあるんですが、動画ファイルって10GB前後の大きさですから、今の技術では転送に恐らく10分以上はかかるでしょう。実用ではないです。
静止画撮影には向かない ー20pt
例えば、動画モードにしていた場合、動画撮影中は静止画も撮影はできるのですが、動画撮影していない状態では、静止画は撮影できないようです。録画中でないと静止画が撮影できないという。
なんとまあ。
モード切り替えボタンを押して静止画モード(AやSなど)に切り替えれば
、いつものような静止画も撮影はできるのですが。非常に面倒臭い。
静止画と動画と兼用で使うことを想定している僕にはちょっとねーって感じです。
※静止画撮影モードで動画撮影できるどうかは未確認です。
その他のポイント
実機を触る以外で、仕様などを見て感じた点など
外部マイクの利用 30pt
コンパクトさが売りのカメラなので、実際に使う頻度は多くはないのでしょうが、でもYoutuberには必須です。音って重要なのです。
自動バックグラウンド転送 20pt
静止画を撮影したはなから、自動でスマホなどに画像を転送してくれる機能。これはおおだすかり。
MacBookなんかだとSDカードスロットがついてないので、いちいちアダプターを取り付けて、カードを挿入してって操作が必要で(認識されないことも結構ある)、非常にストレスで。
まえまえからブログで使う画像をなんとか無線で使えないかと思っていました。
まとめ
以上
各ポイントを合計すると、
50+5+30+20-40-30-20=15Pt
うーん。わずか15ポイントです。未解明な点が多いですから実際は大きくブレるでしょうし、これならほぼゼロに近いってことでしょうか。
結局、このカメラの一番の売りは、個人的には「商品レビュー用設定」にあるわけで。すごいAF性能が一番のいいところだと感じています。
手ブレ補正なんて、所詮ジンバルにはかなわない訳ですし、バリアングル液晶も外部マイクを使わない人からすると恩恵は小さい。
なので、AF性能に9万円投資するかって話です。
うーん。買うかどうかは、購入した人のレビュー次第でしょうか。
衝動買いするかもしれませんが。