最近使いはじめて気に入っているのがこのノート。
パスポートサイズのリングノートです。
以前も記事で書いたように、今までは無印のパスポートサイズのノートを愛用してきました。ワイシャツの胸ポケットにも入る絶妙のサイズ。
ですが、最近iPhoneSEから7Plusにスマホを乗り換えて以降、さすがに胸ポケットにスマホとノートの両方は入らなくなりました。
となると、スマホは胸ポケット、ノートはズボンの後ろポケットにということで運用をはじめたのですが
ただ、これだとノートはお尻に圧迫されてグニャグニャです。
書いたメモは見にくくなり、書くのもままならないという有様。
あー、これはダメだと思いました。
そこで出会ったのが極東アソシエイトのエジンバラでした。
ノートの特徴
なんといってもこのノートの最大の特徴は表紙の堅さ。
あの有名なロルバーンと双璧でしょう。
でも残念ながらロルバーンには手頃なサイズのものがなくて、この極東製のエジンバラを試してみたというわけです。
実際の使用感
使ってみると表紙が堅いことがこれぼど良いとは思いませんでした。
1,カバーが堅く曲がりにくい
ズボンの後ろポケットに入れても簡単に曲がりません。うっすらと形はつきますが、その場合は、ズボンに入れる時にその曲がった方向と逆向きに補正するように向きを入れ替えて入れておくと元に戻ってくれます。
2,外で立ったまま書きやすい
リングノートなので完璧に折り曲げて筆記できます。カバーが堅いのでまるで鉄板を下敷きにしているよう。字がブレず安定した書き心地です。
測量野鳥とかモレスキンとかいろんな堅いノートも使ったことがありますが、綴じ込み式の手帳は折り曲げが中途半端で、ダマができてしまうため手持ちしにくく、書くのも不安定です。
同じ無印のA5リングノートと比較すると、こちらはバインダーがプラスティック製でプヨプヨするので、書き味はやはりエジンバラに軍配があがります。
フィールドワークにピッタリのノートだと思いました。
3,見返しやすい
紙質なのかリングが良いのか分かりませんが、ページがめくりやすいです。さらさらと気持ちよくページがめくれて、書いたメモを見返すのにストレスを感じません。
リングノートって結構紙がリングに縒れたり、引っかかったりで見にくく感じるものもあるのですが、このノートはこの点は良いですね。
そして、書けるメモの分量も適量。1ページ、または2ページで一項目のテーマのメモを書くのにピッタリ。
ノートは最初に書いたメモを何回も見返して、さらにそれによってひらめいたアイデアを追加したり、修正したりしながらながらどんどん成熟していくものなので、見返すっていう行為は非常に大事です。
4,リングにペンを収納できる
これはリングノートの特権。
薄い小さなものに限られますが、リング部分にペンが収納可能です。ペンがノートにあるとないでは、心理的にかなり違います。あれば即メモが可能ですが、なければ一瞬間を置く形になります。
残念なところ
良いものには必ず欠点があるものです。
1,胸ポケットには入らない
惜しいです。
パスポートサイズながら、リング部分の幅が広くてワイシャツの胸ポケットに入りません。
今まで無印のパスポートサイズのノートを使ってきたのは、このワイシャツのポケットに収納できることでした。これができないのは、ちょっと残念。
2,リングが邪魔で書きにくいことも
これもリングノートの宿命です。リングが邪魔で字が書きにくく感じることも。僕は右手で書くので、左側のノート部分が書きにくいと感じます。ま、これはどのリングノートにも共通の仕様なので仕方がない。
3,値段がやや高め
せこい話ですが1冊350円します。
これが高いか安いかは個人差があるのでしょうが100均ノートのように、湯水のように使い倒すわけにはいかないようです。
(ちなみにページ枚数は60枚です)
著名なコンサルタントファームでは定番
ネットでぐぐってみると、大手のコンサルタントファームでは定番ノートとして使われていたという話があちこちにあります(もっともサイズはB5とかA4のようですが)。
仕事ができる人間から学ぶ“正しいノート術”『マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか』|U-NOTE
大学ノート:革命的なIBM製PCのコンセプトを提示大前研一「お金の取れる頭脳ノート」【3】 | プレジデントオンライン
つまり、情報をハードに扱う部署では、かねてから定番として扱われていたノートらしいです。
使い方は
この表紙の堅いノートを1次ノートとして書き散らかして、まとめる時には方眼ノートをつかって、パソコンで清書する。こんな感じで使われている方が多いようです。
シリーズには結構いろいろな種類がある
文具店で見ると、このエジンバラノートと似たようなノートが数種類置いてあります。大きさはA4サイズからA7の手のひらサイズまで様々。
調べてみると大きな分類項目としては、「ケンブリッジ」 「エジンバラ」 「ギルフォード」 この3種類が存在しているようです。
エジンバラ …… 横罫6mm
ギルフォード …… 方眼(混在)
大まかに分類するとこんなイメージかな。
ただ
Amazonで調べてみると、なんと同じA4サイズのノートでも上は1200円もしますし、下は550円(税別)とかなりの開きがあるようで、いろいろ多すぎて混乱します。
ちょっと整理してみました。
商品名 | 型名 | 枚数 | 大きさ | 用紙 | 値段 | |
ケンブリッジ | P906 | 60 | A4変 | 7mm罫 | 1200円 | |
P907 | 60 | B5変 | 7mm罫 | 900円 | ||
P908 | 60 | A5変 | 7mm罫 | 700円 | ||
P903 | 62 | A4変 | 7mm罫 | 550円 | 旧 | |
エジンバラ | P516 | 60 | A5 | 6mm罫 | 500円 | |
P517 | 60 | B6 | 6mm罫 | 450円 | ||
P518 | 60 | B7 | 6mm罫 | 350円 | ||
P513 | 60 | B5変 | 6mm罫 | 450円 | 旧 | |
ギルフォード | P306 | 60 | B5変 | 方眼(裏表) | 550円 | |
P307 | 50 | B6横 | 方眼(表のみ) | 450円 | ||
P308 | 60 | A7変 | 6mm罫 | 250円 | ||
P303 | 38 | A5変 | 6mm罫 | 320円 | 旧 |
(金額は税別 尚、ネットから個人的にまとめた表なのでデータ内容はあくまで参考程度と認識ください)
実はこのシリーズ自体は1966年から発売されている定番ノートのようなのですが、これが2014年に刷新されてより上質な「ロイヤルカレッジシリーズ」として売り出されたようなのです。で、この旧いノートと新しいノートが混在して販売されているためわかりにくくなっているようです。
生まれ変わったのが、ロイヤルカレッジシリーズ。表には省いていますが、実は最新版のノートには「ロイヤルカレッジ〜」という接頭辞が付きます。
古いタイプのノートは格安なので取り敢えずはこちらを使って試してみたいです。
まとめ
まだ、使い始めて10日前後なので評価のほどはまだまだですが、過去にいろんな方が使われて絶賛されているようなので、間違いないノートだと思います。
ただ、僕のようにズボンの後ろポケットに入れて使う、というのは少々マニアックなので、持続するかどうか多少不安です。
ハードなカバーも時が経てば、汗や雨水でヨレヨレになってしまう可能性が高いわけですから。
気に入ったのでさっそくB5サイズのギルフォードもネットで注文してみました。
使いやすければまた記事にできればいいなと思います。
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