最近になりようやくMacのScrivenerを最新のものに(Ver3.01)バージョンアップしました(有料です)。
https://www.literatureandlatte.com/scrivener/overview
実は数ヶ月ほど前からiPhone、iPadとの同期機能に不具合がありまして、もうこのアプリ自体を使うのを止めようかとも思っていました。
同期ができないのであれば、僕にとっては意味がないアプリだったのです。
でも、まぁよく考えてみると、リッチテキストが使えるMac系のアウトラインエディタってScrivenerしかないわけで、
泣く泣く考えを変えて、「逆に改善できているかも」と淡い期待を寄せての、遅まきながらのバージョンアップとなりました。
インプレッション
全体的な印象としては、あまり大きな変化は感じられませんね。
システムがネイティブで日本語化されたとか、縦書き表示ができるようになったとか言われていますが、その辺は個人的には興味があまりありません。日本語化は一応ですができてたし。
良い点とイマイチと思った点を簡単に書いてみます。
良い点
1、3ペインレイアウトが便利
コルクボードやアウトラインと同時にエディター部分が同時表示されて、編集もできる画面が簡単に使えるようになったのはナイスです。
本文を執筆する際に前後のアウトラインを参照しながら楽に執筆できるようになりました。
2,タブ表示でスッキリ
従来はバラバラに開いていたウインドウがタブ化できるようになったので、複数のファイルをすっきりとまとめて操作できるようになりました。
ただ、僕が設定を見過ごしているのかもですが、一旦はあくまでウインドウとして開かないとダメなようで、後からタブで統一する仕組みになっているようです。ちょっとイマイチ感が残ります。
3,スッキリとしたデザイン
従来は全体的に粗かったデザインが洗練されたものに変わったような印象です。
ま、細かな話ですが。
イマイチな点
1,日本語化が中途半端
今回から本格的な日本語対応になった訳ですが、変な日本語表記が随所に残ります。まだまだ違和感を感じますね。付属するマニュアルも英語表記のままですし。
なんでこんな
中途半端なのでしょう。
おそらく開発に参加したのは日本人ではなく、日本語のできる外人の方が開発されたんだろうと思います。チグハグな日本語表記にちょっとイライラします(意味不明のメニューがけっこうある)。
2,縦書き表示はイマイチ
縦書き表示は“一応できる”といったレベルで、細かな設定ができないので、今からどう変わっていくのかが勝負です。
使えないことはありませんが、僕は今のところ様子見状態です。
3,使わない項目が多過ぎ
従来からそうですが、至れりつくせりの機能が多すぎて使いこなせません。
・スクラッチパッド
・コレクション
・スクリプトモード
・キーワード
などなど。
僕が勉強不足なのかもしれませんが、
ついていけないです。不要な機能が多すぎ。むしろ、もっとシンプルにしてアプリ自体がサクサク動いてほしいです。
4,同期はまだまだ不安
最初に書いたとおり、ここが一番期待していた項目だったのですが、「一応、改善している」といったレベルでしょうか。
問題なく動くようにはなりましたが、同期に関する動作は従来と変わらず重そうです。数文字しか書き加えてないのに、同期には10ファイル以上の更新が必要のようで、重すぎでしょう。
先ほども書きましたが、余計な機能は見直して、もっとアプリ自体を軽くしてほしいです。
まとめ
ということで
最初に書いたように、個人的には大きく変わったという印象はありません。日本語化も従来から個人でやっていましたし、メインアップデートと言えるのかどうか?微妙かな。
その辺は、同期機能の改善を含め、しばらく様子をみる必要がありそうです。目に見えないものもあるでしょうから……。
期待を込めてバシバシ使い倒したいと思います。
Literature & Latte
ジャンル: 仕事効率化 – 教育
リリース日: 2017-11-27
価格: 5,400円
posted with sticky on 2018.2.12