日頃から万年筆を愛用している私ですが、手帳や小さなメモ帳に外で記入したりする際は、ボールペンを使っています。
ラフに手荒く使っても壊れませんからやはりボールペンはフィールドワークでは必需品です。
そんなボールペンで今、一番のお気に入りが定番のジェットストリーム(0.7mm)。雑誌の企画でも賞賛されているとおり、このボールペンが一番実用的です。
三菱鉛筆 油性ボールペン ジェットストリーム 0.7 黒 10本 SXN15007.24
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- いつでも書ける
インクがかすれたり、出なかったりということがまずありません。
- ヌルヌルの書き味
流れるように文字が書けます。
とにかく、メモ中にトラブルに見舞われる確率が低いボールペンだというのが一般的な評。だから、新聞記者や雑誌記者、編集者の方が取材時に愛用されているようです。
ただ、随一の欠点は
手帳用の細いペン軸が発売されていないということです。
僕の知る限り太くて大きなペン軸しかありません。ま、それが逆に握りやすいことの裏返しにはなるのですが……。
しかし手帳に太いペンは挿せません。
細くて出来る限り小さいペンが手帳には合う。従来は手帳用のペンを適当に使っていましたが、やはり慣れたペン芯でないと筆感も違うし、書ける字体も微妙に変わってきて見にくい。手帳でもなんとかジェットストリームの同じ筆感で書くことができればいいな……と思ってました。
利用可能な手帳用ボールペン
なんとか、ジェットストリームの替芯を使って、小さな手帳用のペン軸で使えないかいろいろあさってみたのですが、うまく行きません。
そもそも手帳用のボールペンで使われる替芯で、ジェットストリームと同じ大きさのものがなかなか見つからないのです。やはり手帳用だけあって替芯は非常に短くて細いものが使われています。
でも、なんとか見つけたのが2つ、どれも偶然見つかったものです。
一つが無印の「アルミ六角ボールペン」という製品。それとPilotの「Couleur」という小さなペンでした。
(※仕様は変わる可能性があります。購入される方はご自分でよく確認してください)
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ところが欠点がみつかりました。
両方共替芯にバネを止めるポッチ(要は突起です)が必要になるのでした。
手帳用のボールペンはそのほとんどがバネでペン軸を出し入れするノック式なので、替芯にはこのようにネジを止めるためのポッチ(要は突起ですね)がついてないと使えません。
残念ながらジェットストリームの替芯にはネジを止めるポッチはないのですよ。
ポッチをどうするか
最初はセロテープを巻着付けてうまくいくかどうか試したのですが、使えはするものの見た目が悪いし、時々外れたりで安定せず、よほどガチンコで固定しないと使えませんでした。
思いついたのが、釣りで使うウキ止めのゴム。あれをペン先にくっつければなんとかバネを止めることくらいはできるのではと思ったのです。
そいでダイソーで見つけたのが
これ
「自転車用虫ゴム」という部品です(もちろん100円)。
自転車タイヤの空気の注入部分に使われている部品のようです。
ウキ止め用ゴムそのものは見つかりませんでしたが、これなら構造が似てますから使えそうです。
やりかたは簡単。
ゴムチューブを5mmほどの長さに切り、それを替え芯に差し込むだけです。
窮屈ですがなんとかなだめすかして固定することができました。逆にこれだけ窮屈だと安定しますから良かったのです。
実際にやってみると無事ノックも正常に働きます。安定して使えることが分かりました。やりました、ついに!
とはいえまだ日が経ちませんから100%これで行けるかどうかは不明です。真似される方はご注意ください。保証はしませんので……。
最後に
いやー。
最高です。手帳でもノートでも同じ筆感、同じ太さの文字が書けるようになりました。希望通りです。
探せば他にもジェットストリームの替芯がつかえる手帳用ボールペンもあると思いますから、必要な方は探されてはどうでしょうか。
(なおここで言う替芯は4色ペンなどで使う小さいタイプです)
無印良品のボールペンの方が書き味は良いのですが、やや大きめです。今のところ無印はミニシステム手帳用で、Pilotのはパスポートサイズの小さなメモ帳でつかってます。