最近、B6サイズのメモ用紙を使う機会が増えました。
やはり、考えるにはノート式ではなくメモ(カード)式が良いです。
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なぜ?
一番の理由は
まっさらの視点から考え直せることです。
ノートは確かにデータを記録する際には便利です。逐次、該当のメモのところに継ぎ足して書いていくだけデータは確実に充実度を増していく。
でも、思考を深めていく道具としてはちょっと問題。
なぜなら一回書いた自分のメモは消すことができないので、それに固執してしまい、その視点でしか発想しなくなる。いや、発想さえできなくなる。
それを防ぐには該当のメモを破り捨てればいいのですが、「後でひょっとしたらアイデアの種になるかも」というスケベごころが働いて捨てづらい。
そうするともう悪循環で、ノートを使って考えること自体が停止してしまう。
だからB6のメモ用紙なんです。
見たくなければ束から外して見えなくすればいい。簡単です。
第2の理由。
A4サイズやA5サイズの用紙に1行だけメモるのは気が引けますが、B6サイズならなんら問題がないと思える。
心理負担が少ない。
逆に5x3のインデックスカードも1行のメモの心理負担は少ないのですが、でも詳細なメモをそこに記入するのは難しくなる。
B6サイズならある程度詳細まで記入ができて、大きすぎず小さすぎずピッタリの用紙なんです。
第3の理由。
並び替えが自由。
例えばアイデアを発想する場合。どんどんアイデアを書いていくのはノート式でもカード式でも同じなのですが、
データ容量が増えてくると頭の中はカオス状態になり、整理したい欲求にかられてくる。
優先度の高い順にアイデアを並びかえしたいと思う。
でも、ノートではその欲求は満たせません。カードなら一瞬。自由自在に並べ替えができます。
アウトラインソフトってのがパソコンでは昔から人気です。僕も使っています。しかし、バッテリーの持ち時間に気を使ったり、ソフトの仕様でできないことがあると気が散ってうまく考えに集中できなくなったりする。
紙なら簡単シンプルに閲覧できるし、アウトライン機能を簡単に使える。神経質になることもない。
B6用紙なら手頃な大きさで並び替え取捨選択もあっという間です。
それに細かなことですが、伝票のように多くのメモをめくれる(閲覧できる)のも気に入っているうちの一つです。
第4の理由
A4用紙に2枚のメモを貼って保存できる。
当たり前そうでこれが地味に便利。 A5用紙だとピッタリ過ぎてはみ出すことがある。
インデックスカードだと中途半端な枚数を貼り付けることになってしまう。
B6用紙だと2枚のメモが適度な余白で貼り付けられる。
B6の用紙って収まりが良いんです。
最後に
まぁ、なんだかんだと理屈をこねくり回しましだが、B6メモは適度な大きさで便利だということです。
実は、昔、システム手帳ブームというのがありまして、その時に京大式カードやB6カード・メモ術も同時に流行りました。当時はB6のルーズリーフやB6のメモ帳もたくさん販売されていました。
幾つかの活用本も出されていました。
例えば、この本。
成美堂出版
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整理術の本ですが、B6サイズのメモを仕事に活かすことを提案されています。
だから、僕の今やっていることは先祖返りしただけですが、改めてその効用に思い知らされているのです。
それと、欠点は保存に難点があること。
小さいサイズのクリップで束ねていますが、机の上でないと作業できないのはちょっと困りモノ。バラバラになってしまうこともある。
B6用紙自体が街の文具屋さんから姿を消しかけていますし。
しばらく使い続けてみます。
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