空間光学ブレ補正搭載のFDR-X3000はようやく使える映像レベルになったと思う。

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こういうものを手に入れました!

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FDR-X3000。ソニーの4K録画対応のアクションカメラです。

・小さいながら4K録画できる

・空間光学ぶれ補正内蔵で、ブレを抑えて録画できる

凄いじゃないですか!

僕が考えたのは、旅行や、仕事でつかえないか、ということ。
これだけ小さければズボンやポケットに簡単に入れて使えます。

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パッケージも格好良い!

旅先で写真撮影も今までいっぱいしてきたのですが、やはり遺跡や観光名所などの構えた形の写真しか残っていないわけで、
本当は旅先の日常の風景こそ残したいと思うのです。

レストランで食事をしたり、トイレを借りたり、バスに乗ったりといった日常の風景こそ皮膚で感じた思い出なわけで、それは仕事も同じです。それを残さずして何を残すんだと前々から思っていました。

でも写真だとなかなかそうは行かない。パシャパシャシャッターを押すのも限界があるし、第一整理するのが容易じゃない。

だからビデオという形で残せないか今までも何台もビデオカメラを購入してはチャレンジしてきたのですが、いかんせんうまくいきませんでした。
機材が大きいと持ち出ししなくなるし、気軽に撮れなくなる。逆に小さいと性能に問題がでてくる。たとえば今ではスマホでも気軽にビデオ撮影ができて画像はマシにはなってきているものの、映像がブレまくりで納得できるものはほとんどない、というのが実態ではないでしょうか(僕の場合……)。

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超軽く、手に収まるサイズ感がナイス。

で、このアクションカムの登場です。

この小ささ、重さ、性能。
まさに僕の期待を担ってくれそうなおあつらえ向けのビデオカメラではないですか。

2週間ほど、いろいろ使ってみたのでその期待がどうなったかを書いて見たいと思います。

ソニー デジタル4Kビデオカメラレコーダー「FDR-X3000」アクションカム FDR-X3000
by カエレバ

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ファーストインプレッション

実を言うと、アクションカムは2台目です。同じソニーのHDR-AS100Vという初期の製品を持っていました。

ですが、ぶれ補正は当時からあったものの、それは名ばかりでまだまだ実用とは言えないレベルだというのが実感で、そうそうと手放してしまった経緯があります。
それとの比較をまじえてのインプレッションです。

1.大きさ・携帯性

大きさや携帯性はあまり変わりません。多少は大きくなったようですが、まったく気にしなくて良いレベルだと思います。本体は114g(バッテリー等含む)ですし、ライブビューリモコンを合わせてもたぶん200g前後だと思うので超軽いです。

2.操作感

ハッキリ言って良くないです。
AS100ではメニューパネルに省略された英語の記号がでるだけで意味不明で非常に使いにくかった印象があるのですが、新製品はレイアウトが見直され、若干わかりやすくはなりました。

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良くなったとはいうモノの、やはり使いこなさないとメニューの意味はぱっと見では分からない。

ですが、ライブビューリモコンも同じですが、なんと未だにボタン方式でタッチパネル方式ではないのです。いちいちメニューボタンを押して、上下のボタンで選択して、決定が「録画」ボタンで、とメニュー画面を出した後にさらにメニュー階層をめくらなければならず、非常にじれったい思いがします。

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メニューボタンを押した最初の画面。

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左が電源ボタン。右がメニューボタン。タッチ操作はできません。

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メニューを操作するにはこの左右の矢印ボタンを押す必要があります。

ソニーはスマホメーカーのはずなのになぜタッチパネル方式にしなかったのか疑問です。
まあ、カメラが超小さいから技術的に難しいしコストの問題というのもあるのでしょうが、残念なところです。多少改善してはいるものの操作感は悪いとう印象は相変わらずです。

3.画質

良くなりました。

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SonyのHPより。比較表を表示してみました。

仕様によると100Vにくらべ、X3000の総画素数は1,890万画素から857万画素と約半分になっていますから。素人考えでは当然画質は悪くなると思われるのですが、画質については綺麗に見えますし、また歪曲されていた映像も正常の使えるレベルになっています。あくまで素人の感想ですが。

4.空間光学ブレ補正はどうか?

AS100Vに比べると明らかに良くなっていますね。

素晴らしいです。やっと実用で使えるな、というレベルに来ていると思います。
歩きながら撮影した映像を再生してもまともに見れます。
どこにでもある風景ですが、サンプル映像を作ってみました(ちなみに画角は両方ともMです)。

とあるスーパーの店内。こういうことも簡単にできます。

ですが、誤解してはいけないのは、この機能はあくまでブレ補正なわけで。カメラが土台から動けばそれは補正はできないわけで、残念ながらヌルヌルの映像とまでは言えません。
このカメラ、非常に軽く小さいのは良いのですが、逆にそのぶんブレやすく、慎重に扱わないとカメラの方向は勝手に動いてしまいがちです。また、あちこちのレビューでも言われていますが、縦方向の揺れには特に弱いようで歩行中の映像を見ると、かすかに上下に動いているのが分かります。
僕は最初からフィンガーグリップというライブビューリモコンと一体で撮影できるアクセサリーを使っていますが、体の前にカメラを握り、TVのカメラマンがビデオカメラで撮影するがごとく慎重に撮影すれば歩きながらでもほぼほぼヌルヌルに近い映像は撮れるようになりました。でも、雑に扱うと画像は簡単に傾きますし、ブレもひどくなります。

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フィンガーグリップというアクセサリーを使うことで、ブレをさらに抑えながら撮影できるようになります。

つまり、歩きながら撮影する場合は液晶で今撮影されている映像を確認しながらでないと納得できる映像は使えない、というのが僕の結論です。これが自転車やバイク、車などで何か固定して撮影する場合は良いのですが、それ以外ではカメラ単体での利用はお勧めできません。

今のところ、かろうじて合格点といったところです。

5.4K映像ってどうよ

くせ者はこの4K録画です。

このマシンの一つのセールスポイントなわけで、どれだけ精細な画質が記録されるのか楽しみにしていたのですが、残念ながら期待外れでした。
これは僕の勉強不足もあるのですが、いかに4Kの高解像度で録画しようとも実は見る液晶が4Kでないと、なんの効力も発しないようで、僕のTVもパソコンモニターも2Kなので、4K映像もフルハイビジョンの映像もほとんど画質の見分けはつきませんでした。
強いて言えば、まあ、なんとなく綺麗かなー?というレベルでしょうか。
さらに、このアクションカムで4K撮影するには4K対応のMicroSDカードが必要で、転送スピードの高いクラス10といわれる規格のカードでも使えないのです(PANAは使えるようです)。そのカードがまた高額で、出費も大変です。

さらにさらに愛用のレッツノートで映像を再生しようとするとカクカクのスロー再生にはなるし、ブルーレイプレイヤーのBDP-S6700では、そもそもが「対応していないフォーマットです」と表示されて再生できないではないですか。11インチのMacBookエアーで正常に再生できたのが、せめてもの救いでした。
まあ僕の環境が追いついてないだけで仕方ないのですが、将来4Kテレビを購入したときの投資と考えるしかありません。

まだまだ僕にとっては未来の規格だったという印象を強く持ちました。

その他良い点悪い点

その他、気づいた点を良い点悪い点という形で書いて見たいと思います。

<良い感じた点>

スマホでの操作が進歩している

スマホにはPlaymemoriesMobileという専用アプリがあるのですが、これがかなり進化していて
スマホからカメラの電源オンオフができるうえに、ワイファイ経由で録画映像の再生ができるようになっています(ただし音はなし)。

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アプリの初期画面。真ん中あたりの「カメラのリモート電源オンオフというメニューからカメラ本体電源のオンオフ操作が可能です。

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タブレットでサムネイル表示させたところ。このままタップすれば再生できます。ファイルを取り込むことも可能です。よくできたアプリ。

深夜ベッドの中で「あ、あの映像が見たいな」と思いついた時、カメラが手元になくてもスマホやタブレットがあれば、専用アプリを立ち上げてリモートでカメラの電源を入れ、録画映像を見るをタップすると、離れた場所からちゃんと映像が再生ができるのです(もちろん映像取り込みも可)。終わったら電源をオフにすることもできるし、音声がでないのは残念ですが、素晴らしい機能です。そのほか、スマホから設定メニューのほとんどの変更が可能になっています。

画角が選べる

3種類の画角が選択できるようになったのがナイスです。
35mm換算で
ワイド(f=17mm)、ミディアム(同=23mm)、ナロー(同=32mm)の三つから選択できるようになっています。(ただし、4kはワイドのみ)。

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W:ワイド M:ミディウム N:ナロー。分かるけどシンプル過ぎないでしょうかね。

ワイドだと魚眼レンズのように広すぎるし歪曲も目立つので嫌だなーと思っていたのですが、メディアムにすると、広めの広角でしかも歪曲の少ない映像を撮影できるので、普通のビデオカメラのように撮影できます。
メディアムを設定していれば、旅行や仕事でも納得できる映像が撮影できますね。
ただし、撮影中は画角の変更ができないようで、いったん録画を中止する必要があるようです。こんなところがちょっとイマイチです。

ライブビューリモコンとカメラの電源連動

最初は気づかなかったのですが、ライブビューリモコンの電源ボタンをオンにするとカメラが自動で電源オンになり、撮影できる体制になります。また、電源をオフにすると連動してカメラもオフになります。
これは便利で、この機能があるがためにフィンガーグリップを活かすことができるようになります。

<悪いと感じた点>

ライブビューリモコンはイマイチ

電源連動が素晴らしいと持ち上げておきながらなんなのですが、付属のライブビューリモコンには致命的な欠点があって、
それは、「電源オンしてカメラと接続するのに15秒前後かかる」ということです。

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電源を入れるとこの状態のまま15秒前後フリーズしてしまいます。

これだけかかるとシャッターチャンスを逃してしまいます。

また、今のところまれではありますが、接続エラーになることもあって、モニターを使うのにいらつくことがあります。まあカメラの録画ボタンを押せば録画は先に始めることはできるのでなんとかしのいでいますが、これじゃ仕事では使えませんね。
また、撮影中にモニター画像が止まったり駒落ちしたり、日中の明るい太陽光のなかでは画面が見えにくかったりするところもマイナスです。
さらに液晶モニターにはUSB端子がついていないので、充電も専用アダプターがないとできません。

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下が充電用のアダプター。余計です。直接充電できるようにしたいものです。

このように
笑っちゃうほど突っ込みどころ満載で、なんでこんなに気が利かない仕様なのかとガッカリしちゃいます。アップルだったらこういうことはまずないでしょう。

しっかりして欲しいものです。

画質はそれなり

先ほど画質は良くなっていると書いたのですが、それは従来品に比べて、ということで、

所詮1/2.5の小さな撮影素子です。画質に納得できるかと問われると微妙です。綺麗には映りますが、高級デジカメと比べると明らかに劣後します。この小さなボディですからそこは割り切りが必要だと思います。

最後に

このように小さなボディに空間光学ブレ補正や4K録画ができるようにしてくれたことは賞賛しますが、まだまだ欠点もあり、発展途上にある製品だというのが総評です。
ですが、ズボンのポケットに入って超軽いですから
マリンスポーツやツーリング、旅行などにはサブカメラとして持っておいて損はない楽しいカメラだと思います。

また、購入の際はライブビューリモコン付属の製品をおすすめします。スマホで良いと言われる方もいますが、スマホは大きすぎますし、いろんなアクセサリーが今後使える可能性も考えるとないよりあった方が良いです。

今後、ソニーがどのようにアップデートして製品を充実してくれるか楽しみですね。

ソニー デジタル4Kビデオカメラレコーダー「FDR-X3000」アクションカム FDR-X3000
by カエレバ

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